タシタ・ディーン【Buon Fresco】

タシタ・ディーン(Tacita Dean 1965年 - )イギリス・カンタベリー出身。現在は、ベルリンを拠点に活動しています。写真、フィルム、ドローイング、サウンド、オブジェなどの様々なメディアを使用した作品を制作してます。中でも、16mmフィルムを用いた作品は特に知られています。近年のフィルム作品では、マリオ・メッツ、マース・カニングハム、ジュリー・メーレトゥ、サイ・トォンブリ-、クレス・オルデンバーグなど過去50年の偉大な芸術家や思想家などをフューチャーした作品を制作しました。フィルム、写真、サウンドなどの作品には、彼女の繊細な制作を伺うことができます。時間、場所、歴史などを光の特性やフィルムの透明感を使い美しく表現します。1998年にターナー賞受賞。2011年「第12回ユニリーバ・コミッション・フォー・タービンホール」での展示も行なっています。

本書は、ベルリンを拠点として活動するイギリス人アーティスト、Tacita Dean (タシタ・ディーン)の作品集。フランチェスコ会の創設者 ”アッシジのフランチェスコ” は、聖人を人間らしくした聖人で、ごく普通の身体と普通の欲望を持つ1人の人間であった。

「フランチェスコは自分の衝動を沈めるために裸で雪の中を転げ回り、今まだウンブリアの丘と森に通っている道々を歩んだ。フランチェスコが懸念していたことは現代的だった。例えば地球への愛情はエコロジーであり、生き物や動物福祉、慈悲心への理解は現代の社会学的であった。また、彼は人間が現実的に目指すことのできる聖人だった。なぜなら彼の人間性、人間らしさは死から免れることの出来ない我々人間の手の届く場所にあったからである。」

映像作品「Buon Fresco」(2014) の中で作者は、作家自身と同じ視点で絵画を見るために、マクロレンズを使用してアッシジにあるバシリカ式教会堂に描かれた、ジョットのフレスコ画のディテールを映した。聖フランチェスコが聖人を人間らしくすることと並行して、ジョットは絵画の中で人々を人間らしく描き、そしてそのことはアートの歴史上非常に重要な出来事となった。フレスコ画は遠くから鑑賞できるものであるため、本書は細部の啓示的な視点とジョットのブラシストロークの精巧さを見ることができ、当時の西洋画の規範を予測し得るものでもある。

出版社:  MACK
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ数: 112ページ
サイズ:  28 cm x 38.5cm
状態:   新刊
その他:  1000部限定、サイン・ナンバリング入り

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12,150円(内税)

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