ロバート・フランク【Robert Frank, Books and Films, 1947-2016】

 ロバート・フランク (Robert Frank 1924年 - ) スイス・チューリヒ出身。1947年にアメリカに移住。現代写真を代表する写真家の一人です。20代でアメリカに移り、ハーパース・バザーなどのコマーシャル写真(ファッション写真)の仕事を始めます。その後、欧州を中心に様々な場所を旅しながら撮影し始め、その功績はエドワード・スタイケンやウオーカー・エヴァンズらに認められます。「ザ・ファミリー・オブ・マン」展への参加や、フォーチューン誌にて写真を発表しています。
 1955年には、外国人として初めてグッゲンハイムの奨学金制度を取得。「アメリカの広範かつ豊富な写真による記録」を目的とし1956年までアメリカ各地を撮影します。そして、1958年に代表作「The Americans」をパリにて刊行。外国人が素直に捉えた1950年代の黄金期のアメリカを写しだしたこの写真集は、高い評価を得ます。また、従来の写真美学とは違った映画的なシークエンスによる見せ方がドキュメンタリー写真の新たな可能性を見せるものとして、現在も大きな影響を与え続けています。

 本書は、世界50カ国を巡回し、日本では2016年11月に東京藝術大学で、2017年9月には神戸のデザインクリエイティブセンターにて展示が行われている「Robert Frank, Books and Films, 1947–2016」の英語版カタログになります。
 ロバート・フランクとゲルハルト・シュタイデルによって考案されたこの展覧会は、フランクの人生や、制作過程、幅広い文化的背景から、彼を象徴するイメージの数々を紹介するものでありながらも、フランクの写真とフィルム作品が3mの長さの新聞紙のシートにプリントされ、額縁なしに壁に直接展示されるという、これまでの彼の写真の背景への反抗するかのような他に類を見ない即興的でストレートな展示となりました。
 この新聞カタログも、展覧会への革新的なアプローチとして、南ドイツ新聞社(Süddeutsche Zeitung)の新聞紙を使用し、オリジナルのデザインとフォーマットにてプリントされ、インタビューやエッセイを中心とした冊子と、「The Americans」「The Americans 2」「Films」「1969 - 2004」「2004 - 2016」と題された冊子の、計6つがセットとなっています。インタビューやエッセイ、書簡、シークエンス写真に沿った記事などが多くのイメージと共に掲載された、手軽で気楽に楽しめるユニークな印刷物です。
 フランク自身も本カタログについて「Cheap, quick and dirty, that’s how I like it!(安くて、早く読めて、汚れてもいいのが気に入った)」とコメントしています。


出版社:  Steidl
タイプ:  ニュースペーパープリント(6冊セット)
言語:   英語
ページ数: 64ページ
サイズ:  57.5 x 40.5 cm(一面のサイズ)
状態:   新刊
その他:  図版242点

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800円(内税)

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