ルシアン・エルヴェ【Architecture of Truth】

ルシアン・エルヴェ(Lucien Herve, 1910 - 2007)ハンガリーのブダペストに生まれ、音楽や美術アカデミーでドローイングなどを学んだ後、パリでフォトジャーナリスト、画家として活動します。1949年に、マルセイユにある・コルビュジエ設計のユニテ・ダビタシオンを撮影した写真650点をコルビュジエに送ります。写真を見たコルビュジエは、「建築家の魂をもった写真家」という賞賛と共にエルヴェに自身の建築写真を依頼。以降、コルビュジエの建築作品は、エルヴェがその現場を写真に収めました。建築写真においてエルヴェは、特徴的なフレーミング、抽象性による建築の造形的な美しさだけでなく、ヒューマニストと建築家の視線を併せ持った独自の作品を生み出しました。数多くの賞を受賞し、各地の美術館で大規模な写真展が開催されるなど、現在ヨーロッパで非常に高い評価を得ています。

南仏プロヴァンス地方に現存する、12世紀の終わり頃に建築されたル・トロネ修道院。
本書は、エルヴェが撮影し、1950年代の半ばにル・コルビュジエによって紹介された、ル・トロネ修道院の写真集になります。ル・コルビュジエが本書の写真について、「真実の証だ」という言葉を残している通り、長い時を感じさせる石の質感、高い精神性を感じさせる秩序だった建築の構造美、多くの光を取り入れようとする修道士たちの思いを感じさせる美しい光の表情が描き出されています。また、掲載された写真は、正式な祈りの時間に従って整理され、詩篇や聖人の言葉からの引用が添えられています。
コルビュジエの序文、ノートルダム大聖堂のサミュエル神父による禁欲的な修道生活に関する洞察を含むエッセイと、本書の再版に立ち会ったイギリスの気鋭建築家ジョン・ポーソンによる、ル・トロネ修道院を例としたキリスト教建築についての寄稿を収録しています。


出版社:  Phaidon
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 160ページ
サイズ:  29.8 x 25.7 cm
状態:   新刊

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5,200円(内税)

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