【Paths to Abstraction 1867-1917】

 19世紀後半から20世紀の初頭にかけて、近代のアーティストたちがお互いに刺激し合いながら情熱的に抽象表現に取り組み、数多くの名作が生み出されました。本書は、1867年から1917年にかけての50年間に起こった、抽象表現の前兆とその進化を紹介する一冊になります。
 ホイッスラーとその影響から始まり、モネ、セザンヌによる色彩とタッチの独立、デニス、ヴュイヤールらのナビ派、プリミティズムと木版画、色彩が溢れ出すフォーヴィスムやオルフィスム、キュビスム、1912年から17年の純粋な抽象形態の出現まで、時代を追って豊富な作品図版と共に抽象表現のその出現の歩みを、まとめてご覧頂ける内容となっています。
 また本書には、アーティストたちはどのように一つの場所に集まったのか、なぜ抽象表現が急速に広まって行ったのかなどの疑問を解き明かし、様々な視点から抽象表現を理解する資料として「抽象表現に向かって」、「初期の抽象表現におけるイデオロギー」、「抽象の夢」、「カンディンスキーとマルク:前衛のコンセプト」と題された4つのエッセイが収録されています。


出版社:  Prestel
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 296ページ
サイズ:  28.7 x 25 cm
状態:   新刊

販売価格

6,900円(内税)

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