アントニー・ゴームリー【On Sculpture】

アントニー・ゴームリー(Antony Gormley, 1950 - )人体と空間の関係性をテーマとした、彫刻、インスタレーション、パプリック・アートにて高い評価を受けているイギリスの彫刻家です。
自分と他人の身体との関わりについてや、人間は自然と宇宙のどこに位置しているかという根本的な問いかけをテーマに彫刻の制作を始め、1980年代には金属で造形された人体の彫刻作品で、アニッシュ・カプーアやトニー・クラッグらと共に『ニュー・ブリティッシュ・スカルプチャー』の作家のひとりとして注目を集めます。
近年は、人体を幾何学的な形やフレームによって様々に分解・構成した作品を制作し、大規模なインスタレーションも手掛け、考え方や感じ方において新しい意味を持った場所としてのアートを作り上げるため制作を続けています。
1994年のターナー賞など数多くの章を受賞している他、1982/89年のヴェネツィア・ビエンナーレ、1987年ドクメンタ8、2007年のロンドン・ヘイワード・ギャラリー、2010年のスイス・クンストハウス・ブレゲンツなど各地で多くの展覧会を行っています。

本書は、2015年に刊行されたアントニー・ゴームリー自身の声によって、彼の彫刻に対する考えをまとめた書籍のペーパーバック版になります。経歴に関連させながら、彼のアーティストとしてのキャリアや芸術的な哲学が4つの章:テーマによって綴られています。

彼の代表作を取り上げ、身体性と時間・空間の関係について彼の考えを探求する、第1章「Body Space and Body Time: Living in Sculpture」。
BBCで5つの講義として配信された、ジェイコブ・エプスタイン、ブランクーシ、ジャコメッティ、ヨーゼフ・ボイス、リチャード・セラの彫刻を論じる、第2章「Sculptors」。
仏教とジャイナ教が彼の作品やアイデアに与えた影響を探る第3章「Mindfulness」。
近年の新しい作品を紹介する第4章「Expansion」。

それぞれの章は、テキストと図版が掲載されており、リーディングブックのようなデザインですが図版も多く、テキストと比べながらお読みいただける書籍となっております。

※書籍上部角に折れがございます

状態画像←クリックで画像をご覧いただけます。

出版社:  Thames & Hudson
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ数: 248ページ
図版:   119点
サイズ:  23 x 15.2 cm
状態:   新刊

販売価格

2,100円(内税)

SOLD OUT



新入荷!