アンリ・カルティエ・ブレッソン【Europeans】

アンリ・カルティエ・ブレッソン( Henri Cartier-Bresson 1908 - 2004年)
フランス・セーヌ=エ=マルヌ県出身。20世紀を代表する写真家の一人です。
初期は、シュルレアリズム的写真を制作していますが、スナップ・ショットを基本とした方法はシュルレアリストたちとは異なっていた。1936年パリにてデヴィッド・シーモアとロバート・キャパに出会い、1947年に国際写真集団「マグナム・フォト」を結成した(ジョージ・ロジャーも加わる)。
青年期は、芸術家になることを夢みて日々制作に励みますが’、1930年代シュルレアリストのマン・レイの写真に出会い刺激をうけます。しかし、ブレッソンのスタイルは、シュルレアリズムとは異なっていたため別の道を模索する。パリでの偶然の出会いによって1947年に国際写真集団「マグナム」を結成。「マグナム」には、エリオット・アーウィットやインゲ・モラスなども加わり、約半世紀に渡り世界中の戦争や重大事件の目撃者として’、人々を記録し続けた。また、ブレッソンは報道写真に新たな見方を提案した。シュルレアリズムなどの現代美術に精通し、報道の為だけの写真ではなく自身の感心を美しいフレームで切り取った。完璧な構図と物事の本質を捉えた決定的瞬間が表現されている。また、写真の商業的利用も同時に行いファッション誌「ハーパース・バザー」などの仕事もしていた。1965年には、ここ日本にも滞在したことがある。

本書は、題名のとおり、ブレッソンがとらえたヨーロッパの人々の生活を豊富な187枚の写真にてご覧いただけます。約45年前に初めて出版されたものですが、今もなお、人々を魅了し続けている写真集の一つです。ブレッソンの目がとらえ写真に収められたヨーロッパの風景写真は、細部まで行き届いたフレーミングとプリンティングで本当に美しいものが多く見られます。豊かな時代だったとは言えない時でさえ、そこに生きる人の記録がこういった形で記録されていることにマグナムの素晴らしさを感じずにはいられません。

出版社:  Thames & Hudson
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ数: 231ページ
サイズ:  27 x 22.2 cm
状態:   新刊
その他:  白黒図版

販売価格

4,320円(内税)

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