スティーブン・ショア【From Galilee to the Negev】

スティーブン・ショア(Stephen Shore 1947年 - )アメリカを代表する写真家。幼少期よりカメラを使用し、14歳でニューヨーク近代美術館にコレクションされている。10代の頃にアンディー・ウォーホールのFactoryに出入りし刺激を受けると共に、アーティストやウォーホルを取り巻く人々を写真に収め、1971年にはメトロポリタン美術館にて個展を行った(故人を除く)最初の写真家となる。その後、全米を旅しながら、ノスタルジーを感じさせるアメリカ特有の風景を収めたフォト・ダイヤリー『America Surfaces』を制作。
それまで、写真作品としては認められていなかったカラー写真を作品制作に使用したことから、ウィリアム・エグルストン等と共に『ニュ・カラー・フォトグラフィー』の作家と呼ばれ高い評価を得た。以降も、大判カメラによる緻密な描写と大きなプリントを特徴とする風景写真の制作を続け、現在活躍中のアンドレアス・グルスキーやトーマス・シュトゥルートなど多くのアーティストに大きな影響を与えている。1999年ドイツでの『America Surfaces』展や、2003年イギリス、テート・モダンでの『Cruel and Tender』展など数多くの作品展を行い、世界中の美術館にてコレクションされている。

本書は、ショアーがイスラエルとヨルダン川西岸の様々な場所を旅し、この地域特有の複雑な多面性をカメラのレンズを通して描き出した写真集となります。
地域ごとに章分けされており、風景とそこに住む人々の日常を通して、美しさと醜さ、共感と反感などの交錯する、魅力的な写真による物語を作り上げていきます。
また、様々な著者によるテキストが選ばれ、写真と共に散りばめられており、より深い鑑賞と導く人々の声や視点を提供しています。
大型の書籍に、これ迄のアメリカの風景とは異なる、岩肌の露出した乾いた風景と、西アジア独特の町並みや人々を、ショアーの視点で捉えた写真の数々を掲載した、2014年刊行の新作写真集となります。


出版社:  Phaidon
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 224ページ
サイズ:  34.5 x 30 cm
状態:   新刊
その他:  図版273点

販売価格

10,000円(内税)

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