クリスチャン・ボルタンスキー、イリヤ・カバコフ、ジャン・カルマン【Der Tag danach】

クリスチャン・ボルタンスキー(Christian Boltanski 1944年 - )
フランス・パリ出身のアーティストです。「生と死」「不在」という概念をテーマに作品を制作し続けているフランスを代表するアーティストの一人でもあります。1985年以降に制作の始まった、祭壇のような舞台にアウトオブフォーカスの肖像画、それを履かない飾り電球で照らしたインスタレーション作品は、世界各地で展示され、ホロコーストという歴史的な大罪を強烈に意識させる作品となった。
1968年に短編映画と彫刻作品を用いた初個展をパリのラヌラグ劇場にて開催。1972年にはドイツ・カッセルのドクメンタ5に招待され、「D家のアルバム1939-1954」を展示。1984年にポンピドゥー・センターにて大規模な回顧展を開催。ここ日本では、1990年に水戸芸術館にて初個展を開催。2000年、2003年、2006年には、「大地の芸術祭 越後妻有アート・トリエンナーレ」に参加。

イリヤ・カバコフ(Ilya Kabakov 1933年 - 2023年)旧ソ連・ウクライナ出身のアーティストです。ソ連内部の政治的抑圧や人間の感情を織りまぜた大掛かりなインスタレーションにより、1980年代よりヨーロッパにて高く評価されている。
幼少期、冷戦下の旧ソ連から西へと家族と共に移り1943年サマルカンド(ウズベキスタンの古都)、モスクワにて美術学校に通います。そこでは、グラフィックデザインやブックイラストレーションを学びました。1959年には、当時のソビエト連合のアーティストのメンバー候補となり、イラストレーターなどの安定した職を得ました。(1965年には、正規メンバーとなっています)1985年には、スイス・ベルンにて初の海外個展を行い。この展覧会をきっかけに様々な国際展に出品。1992年にニューヨークへと移ります。
1999年には、ここ日本の水戸芸術館にいて架空の人物:シャルル・ローゼンタールが、20世紀初頭の時代の中で自身の多様な絵画表現を追い求めた様を回顧展形式で構成したユニークな展覧会「シャルル・ローゼンタールの人生と創造」が開催。

ジャン・カルマン (Jean Kalman 1945年 - )フランス・パリ出身のアーティストです。ここ日本では、クリスチャン・ボルタンスキーと共に 「大地の芸術祭 越後妻有アート・トリエンナーレ」に参加、「最後の教室」「夏の旅」を制作しています。

本書は、クリスチャン・ボルタンスキー、イリヤ・カバコフ、ジャン・カルマンの3人によって制作された作品”Der Tag danach”を書籍化したものです。
このBOX型の書籍には、6つに折られた一枚のテキストとカラーのポストカード39枚が収められています。
ボルタンスキー、カルマン、カバコフは、いつか3人でリヒャルド・ワーグナーに関連させたプロジェクトを制作したいなと話していました。そして、1999年にドイツ・ベーリッツでその機会を得ることとなりこの「Der Tag danach」(英訳:The Day After)を制作します。BOX書籍内の一枚のテキストには、カバコフによるテキストとこのうロジェクトの詳細が書き記されています。
ベルリンからほど近いこの町は、第二次世界大戦に軍事病院として使用された、結核患者の隔離病院:ベーリッツサナトリウムなども残されています。この街で、3人のアーティストが考え制作した作品です。

出版社:  Kehayoff
タイプ:  BOX型
言語:   英語(※書籍詳細等、ドイツ語)
ページ数: カラーポストカード39枚
サイズ:   11.6 x 16.8 cm
状態:   新刊
その他:  BOX入り

販売価格

6,000円(内税)

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