ゲルトルート・ルイーズ・ゴールドシュミット(Gertrud Louise Goldschmidt 1912年 - 1994年)ドイツ・ハンブルグ出身の芸術家。アーティスト名称「Gego」(ゲゴ、ジェゴ)として活動。特に1960年代から1970年代に制作した幾何学や抽象、キネティックな要素を含む彫刻が最もよく知られている。
The Technische Hochschule Stuttgart (現Universitat Stuttgart)にて建築とエンジニアとしての訓練を受け、1939年第二次世界大戦中にベネズエラに移住、その後も同国に留まった。1950年代に芸術家としての活動を開始。そのキャリアは、40年以上に及んだ。20世紀後半にラテンアメリカから登場した最も重要な芸術家の一人でもある。

本書は、2023年3月31日から9月10日まで、アメリカ・ニューヨークのグッゲンハイム美術館で開催された展覧会を機に刊行されました(アメリカで15年以上ぶりに開催された大規模な展覧会でもありました)。
本書では、有機的な形態、線状構造、体系的な空間など、Gegoの抽象への特異なアプローチの進化をまとめています。1950年代初頭から1990年代初頭にかけて制作された彫刻作品150点を含め、ドローイング、版画、アーティストブック、テキスタイル、インスタレーションなど約300点の作品がご覧いただけます。また、近現代のラテンアメリカの芸術分野の専門家による11点の図版付きエッセイも収録。建築やデザインへの多大な貢献も含め、さまざまな媒体や分野に跨る彼女の芸術を追跡し、教育者として与えた影響についても触れています。図版入りの年表、そして最高傑作と評される作品「 Reticulárea」やカラカスの共同自宅件スタジオの写真も掲載されており、見応えある一冊となっています。

出版社：　　Guggenheim Museum Publications
タイプ：　　ペーパーバック
言語：　　　英語
ページ数：　328ページ
サイズ：　　 x cm
状態：　　　新品
刊行年： 2023年
ISBN：　　 9780892075553