ナリニ・マラニ【The Rebellion of the Dead, Retrospective 1969-2018】

 ナリニ・マラニ(Nalini Malani, 1946 - )は、フィルム、ビデオアート、写真、絵画、パフォーマンス作品で知られる、インド出身のアーティストです。パキスタンのカラチに生まれ、生後間もなくしてインド・パキスタン分離独立後にインドに移住します。ボンベイのアートスクールを卒業後、数年間写真・映画関係で働いたのち、フランス政府のファインアートの奨学金を得てパリに留学しています。その後、reverse painting methodなどの技術的な探求をおこない、1990年代から本格的にアーティスト活動を開始します。
 その作品は、彼女独自の幻想性と寓話性を感じさせる映像作品やインスタレーション、絵画、壁画、影絵、劇場作品など多岐に渡って展開されます。インド文化に根差したイメージが使用されながらも、西洋の芸術的伝統とも融合し、市民社会へと変革を遂げるインドの政治状況の影響を強く感じさせる彼女の作品は、高い評価を受け、世界中の美術館のコレクションされています。また、1985年にインドで初となる女性芸術家による展覧会を開催するなど、芸術における女性の役割についての模索を行なっています。

 本書は、2017年10月から2018年1月にかけて、パリのポンピドゥ・センターでのフランスで初となる大規模な回顧展に合わせて刊行された一冊です。展示された1969年から2017年までの17作品の解説と作品図版、作品リストに加え、Sophie Duplaixによるマラニへのインタビュー、Mieke Balによる代表作を総括するエッセイ、Johan Pijnappelによる初期フィルム作品についてのエッセイがまとめられており、約50年に渡るマラニの仕事を包括的に紹介する内容となっています。


出版社:  Hatje Cantz
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語、フランス語
ページ数: 240ページ
サイズ:  28 x 21.7 cm
状態:   新刊
その他:  図版242点

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5,600円(内税)

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