エルズワース・ケリー【Windows/Fenetres】

エルズワース・ケリー(Ellsworth Kelly 1923年 - 2015年)アメリカ合衆国・ニューヨーク州出身の芸術家。20世紀から21世紀の同国を代表する画家の一人でもある。ジャン・アルプ、コンスタンティン・ブランクーシ、ジョン・ケージやマース・カニングハムなどの影響なども受けた半立体的な絵画は、ギャラリーや美術館などの空間をも意識し、全ての色や形が機能する在り方へと表現形態を拡大。簡素で自然な形と色彩の構成についての研究を重ね、第二次世界大戦後の抽象表現主義の代表的作家となる。幼少期は、人口の少ない村で過ごし、8歳になるころ祖母に連れていかれたバードウォッチングは彼が自然の中から美しい形を見つけるとても良い経験となった。その後は、鳥類学者についても興味を抱く。特にやジョン・ジェームズ・オーデュボンは、ケリーに大きな影響を与えた。ボストンの芸術学校で学び、パリ・ボザール美術学校にも足を運んでいる。

本書は、2019年に開催れさた展覧会を機にCahiers d’artとポンピドゥー・センターによって共同で刊行された書籍になります。エルズワース・ケリーが1949年から1950年に制作した6つの「窓」を初めて集めた一冊です。ケリーのフランスでの数年間は、絶え間ない発明の機会であり、彼の制作を理解するための基礎となりました。1969年には次の様に書き記しています。
“After constructing Window with two canvases and a wood frame, I realized that ... painting as I had known it was finished for me.”
80点を超える作品、絵画、ドローイング、スケッチ、写真を掲載し、Yve-Alain BoisとJean-Pierre Criquiによる美しいエッセイも収録。

出版社:  Cahiers d’art
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
サイズ:  28.5 x 24 cm
状態:   新品
ページ数: 152ページ
刊行年:  2023年
ISBN:   9782851173058

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