ブライス・マーデン (Brice Marden 1938年 - 2023年) アメリカ・ニューヨーク出身の芸術家。1960年代から1980年代のアメリカを代表する芸術家の一人でもある。
1957年から1958年にFlorida Southern Collegeと1961年にThe Boston University School of Fine and Applied Arts にて学び学士号を、1963年にThe Yale School of Artにて学び修士号を取得。1960年代から1970年代は、長方形のフォーマットにこだわり、モノクロームや落ち着いた色彩の絵画を制作。1980年代以降は、中国の書のもつ筆順や右上から左下に進行するなどの規則を取り入れた独自の絵画へと発展させた。

ブライス・マーデンは、1960年代より力強いドローイング、プリント、リトグラフ、エッティングを制作してきました。彼は、テクニックを巧みに使用し、多くの時間と創造的なエネルギーを注ぎました。マーデンの絵画に置いて、スケッチやプリント作品の完全なシリーズによって、補足または予想されていないもはないかもしれません。彼にとってドローイングは、絵画と同等であり、版画は２つの技法の間を繋ぐ役割として機能しています。
本書は、2009年にドイツ・ヴィースバーデンにて開催された展覧会を機に刊行されました。
展覧会及び書籍では、最初の構想と初期の予備スケッチから、いくつかの版画でのモチーフとテーマへの試み、そして最終的に完成した絵画に至るまでの進化を辿っています。これは、2009年までの過去40年間に渡るマーデンのプロセスを記録した最初のカタログでもあります。約120点の版画、20点のドローイング、10点の絵画が掲載されています。

※出版より歳月が経過しており、表紙に細かなスレなど若干の経年劣化が見られます。どうぞご了承のほど、お願い申し上げます。

出版社：　　Museum Wiesbaden
タイプ：　　ハードカバー
言語：　　　英語、ドイツ語
ページ数：　231ページ
サイズ：　　29.5 x 24.5 cm
状態：　　　新古品
その他：　　図版253点(内、カラー図版117点)
刊行年：　　2009年
ISBN：　　 9783892580805