コブラ【Cobra: A Pictorial and Poetic Revolution】

コブラ(CoBrA)は、北ヨーロッパを中心に1948から1951年に活動を行った前衛芸術運動です。
ベルギーの詩人・画家のクリスチャン・ドートルモンによって、メンバーの本拠地のコペンハーゲン、ブリュッセル、アムステルダムの頭文字をとって命名され、アスガー・ヨルン、ピエール・アレシンスキー、カレル・アペル、コンスタン、コルネイユらがメンバーとして参加しました。
同時代の芸術の動きであったアメリカのアクション・ペインティングや、フランスのアンフォルメルとの共通性を持ちながらも、プリミティブ・アート、フォーク・アート、アール・ブリュットなどの影響を感じさせる、原初的なエネルギーに満ちた激しい作風を特徴としています。

フランス語を使用言語としたコブラは、モダニズムにおいて真にヨーロッパ的な最後の芸術運動でした。このグループの無秩序なストーリーは、美術史にとって重要な要素であるだけでなく、これまでの様々な運動と同様に活気に満ち、コブラと直接的に関わっっていないあらゆる種類の芸術家にインスピレーションを与えてきました。カレル・アペル、ピエール・アレシンスキー、コンスタン、コルネイユなど多様な精神によって遺された作品は、これまでと同様に魅力的です。生々しくそして対立的で、私的で感動的でもあります。本書では、フィーバス財団が所有するコブラの傑作を掲載し、芸術の楽しさと自由の精神を紹介しています。また、Karine Huts-Van den Heuvelによる序文、Paul Huvenne、Johan Pas、Hilde de Bruijn、 Laura Stamps、Piet Thomas、Piet Boyens、Naomi Meulemansらの寄稿が収録されています。

出版社:  Hannibal Books
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 368ページ
サイズ:  29 x 25 cm
状態:   新刊
その他:  カラー図版205点
刊行年:  2023年
ISBN:   9789464366440

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