ミケル・バルセロ【Oceanographer】

ミケル・バルセロ(Miquel Barcelo Artigues 1957年 - )スペイン・マジョルカ島出身の芸術家。様々な素材を使用した物質性と、生命の根源的な記憶を感じさせる作品で知られ、現代のピカソとも称されるスペインを代表する画家・彫刻家。パルマの装飾芸術学校で学んだ後、1970年代に中頃にバルセロナに移り、素材を重ねたレイヤーによる独自の絵画スタイルに着手。1980年代から、長期間西アフリカを旅し強い影響を受けてた。1982年ドイツ・カッセルのドクメンタ7に参加し、国際的に知られる。また、先史時代の洞窟壁画に強い関心を寄せ、2000年以降は、パルマのサンティシモ礼拝堂の壁面を覆うテラコッタ作品、ジュネーブの国連施設の天井画など大規模なプロジェクトを手がけている。

本書は、2024年6月7日から10月13日まで、モナコ公国のVilla Paloma、モナコ新国立美術館にて開催の展覧会を機に刊行されました。
バルセロの作品は、彼の幼少期から保ってきた海との親密な絆と絡み合い、毎日、海について研究と探究を続けています。釣り、水泳、ダイビングに情熱を傾ける芸術家にとって、原始的な環境の水中の世界は、初期の絵画から最新の作品まで、彼の作品の至るとことに影響を与えています。
深淵と海岸の間で、海底は水面と融合し、水中の洞窟は波に変わり、深海の形態と動物相は、化石の構成やシーフードの宴になります。
Marie DarrieussecqとChantal Thomasによる未発表の寄稿、Patrick Maurièsによるインタビュー、Björn Dahlström、Guillaume de Sardes、Stéphane Vacquierによる批評など、バルセロの50年に渡る芸術的な実験を包括的にまとめています。

出版社:  JBE Books
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語、イタリア語
サイズ:  22.5 x 19.5 cm
ページ数: 224ページ
状態:   新品
その他:  図版140点
刊行年:  2024年
ISBN:   9782365680882

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