ヌスラ・ラティフ・クレイシ(Nusra Latif Qureshi 1973年 - )パキスタン・ラホール出身の芸術家。精巧に作られた現代のミニチュア絵画で知られている。ラホールのThe National College of Artsにて学び、そこで、ムガル帝国のミニュチュア絵画(ムサビリ)という伝統的な芸術を学ぶ。2001年より、オーストリア・メルボルンのThe Victorian College of the Arts (VCA)で美術修士号を取得。以来、同都市在住。
作品は、オーストアリアの主要な美術館に収蔵されている。また、国内外で展示を行う。2024年にThe Art Gallery of New South Walesにて大規模な展覧会を開催。

本書は、2024年11月9日から2025年6月15日まで、オーストアリア・シドニーのThe Art Gallery of New South Walesで開催の展覧会を機に刊行されました。
クレイシは、歴史と現代の両方を参照しながら、伝統と実験の狭間で制作しています。その作品は、コラージュや写真なども含みます。パキスタン・ラホールの国立芸術大学で、16世紀にペルシャからムガル帝国の宮廷に持ち込まれ、発展を遂げた伝統的な絵画を学びました。
この書籍では、クレイシの30年間のキャリアを辿り、故郷で制作された初期作品から、伝統的な形式を再考し始め新たな実践となる3D彫刻やインスタレーションなどを紹介しています。100点を超える作品と歴史的なアーカイブ資料が豊富に掲載されています。また、学芸員マット・コックスやThe Art Gallery of New South Walesのディレクター、マイケル・ブランド、学者のスガタ・レイ、アートライター、ジュリー・ユーイングトンなど多数の洞察に満ちたエッセイも収録されています。

出版社：　　The Art Gallery of New South Wales
タイプ：　　ペーパーバック
言語：　　　英語
ページ数：　272ページ
サイズ：　　27.5 x 19 cm
状態：　　　新品
刊行年：　　2024年
ISBN：　　 9781741741742