エリザベス・ペイトン(Elizabeth Peyton 1965年 - )アメリカ合衆国・コネチカット州出身の芸術家。90年代、ニュー・フィギュラティブ・ペインティングを代表する画家。ウィリアム・シェイクスピアやリヒャルト・ワーグナーなど歴史上の人物、フリーダ・カーロ、デヴィッド・ホックニー、アンディ・ウォーホールなどのアーティスト、またエミネムやカート・コバーンといったポップ・スターから、身近な自身の友人まで幅広くポートレートを、薄く溶いた油彩で描く新しい肖像画を描く。その他に、版画やドローイングなども制作する。1984年から1987年にニューヨークのSchool of Visial Artsにて学ぶ。1993年に、チェルシーホテルの一室(828号室)での展覧会にて注目を浴びる。

エリザベス・ペイトンの芸術は、一見と身振りの芸術であり、彼女が描いた瞬間に区別がつかなくなる。作品は、特殊な表現であると当時に、ペイトンの主題と同一視する並外れた能力の表現でもあります。作品は、表面を特徴づける多数の筆跡で構成された、純粋で不安定な感情の蓄積を見ることができます。一筆一筆、構築されたこれらの画面の奥深さは、私たちの現実の感情的な基盤が現れているようです。
- Lucas Zwirner (書籍内「The Profession of the Painter」より)

2023年6月7日から7月28日にイギリス・ロンドンのDavid Zwirner Galleryにて開催の展覧会を機に制作されたこの書籍です。18点の新作を掲載、また芸術家自身の写真も収録され、Lucas Zwirnerのテキスト「the feeling of love, faith, and nature moving through all of them」と結び付けられています。
「Ang in the Mountain」や「Mani Rimdu」、「Elvis Angel (Elvis’ Eyes)」や「Taitanic (Jack & Rose)」などの題材に共感した絵画作品は、光と空間の透過性を宿しています。
ペイトンは、「painting and art as a space to capture energy that can take you someplace else」と呼び、それらを楽しんでいます。


出版社：　　David Zwirner Books
タイプ：　　ハードカバー
言語：　　　英語
ページ：　　92ページ
サイズ：　　30 x 23 cm
状態：　　　新品
その他：　　図版31点
刊行年：　　2024年
ISBN：　　 9781644231340