ガブリエル・オロスコ(Gabriel Orozco, 1962年 - )メキシコ・ベラクルス州出身の現代アーティスト。彫刻、インスタレーション、ドローイング、写真、ビデオなどの作品を制作する。日用品や日常にある物の関係性や人間、そして動物、人体、昆虫を作品へ用いる。マルセル・デュシャンのレディ・メイドにも傾倒している。1981年から1984年にメキシコのThe Escuela Nacional de Artes Plasticas at the Universidad Nacional Autonamo de Mexico、1986年から1987年にはスペインのThe Circulo de Bellas Artes, Madridで学んでいる。1983年より展覧会を開催し、2000年代に入ってからは、世界の主要な美術館やアートフェアで展示している。

「Samurai Tree Invariants」は、円形と4色（赤、青、金、白）を使用し、チェスの『ナイトの動き』（オロスコの表現では『サムライの動き』）に基づいて定義された空間と色のシステムによって作り出されたグラフィッック作品です。
作品では、50×50cmの正方形の画面の中心に円が描かれ、ここから移動しながら画面端に達するまで、一連の増減する円が描かれてます。背景にもルールが適用されており、単純な形とルールから、複雑な変化が生み出されていく非常に手の込んだ作品となっています。
あらゆる動きの可能性が試みられ、デジタルプリントによる672点が制作されました。

本書は、「Samurai Tree Invariants」をまとめたアーティストブックです。作品672点すべてが掲載された分厚い書籍と、作品のルール説明や詳しい解説などが載せられた書籍の2冊組となります。

【※こちらの書籍は、送料無料 (沖縄・離島は除く)】




出版社：　　Walther Konig
タイプ：　　ペーパーバック（2冊組）
言語：　　　ドイツ語、英語
ページ数：　674ページ ＆ 96ページ
サイズ：　　22.5 x 16.8 cm & 22 x 21.6 cm
状態：　　　新刊
その他：　　カラー図版672点 & カラー・モノクロ図版73点