イサム・ノグチ【Noguchi’s Gardens - Landscape as Sculpture】
イサム・ノグチ(Isamu Noguchi 1904年 - 1988年)アメリカ・ロサンゼルス出身の芸術家。彫刻だけでなく、環境設計や家具・照明デザイン、舞台美術など幅広い分野で活動。日本人の父とアメリカ人の母を持ち、3歳で来日し14歳まで日本で暮らした。その期間の一時期、指物師の元で見習い修行をしていた経歴がある。アメリカでは、高校をトップの成績で卒業、彫刻家ガッツォン・ボーグラムの助手として働き、後にニューヨークへ移る。コロンビア大学医学部へ在籍し、夜間は美術学校の彫刻クラスに通学。1925年に初めて演劇美術へ携わり、2年後にパリへ渡りコンスタンティン・ブランクーシに師事。 1935年には、在米日本人芸術家の展覧会に参加。1947年には、ジョージ・ネルソンの依頼で「ノグチ・テーブル」を制作。1950年に、再来日した際、岐阜市長の依頼により「Akariシリーズ」の照明デザインを開始。1968年にホイットニー美術館にて大回顧展が開催。晩年は、イサム・ノグチ庭園美術館のある香川県の牟礼町にアトリエを構え、日本での制作本拠地とする。多くの賞を受賞し、制作を続けたのち1988年に北海道のモエレ沼公園の制作に取り組み、完成を見ず生涯を閉じた。(日本名:野口 勇) イサム・ノグチの芸術活動の中心は、彫刻にありましたが、彼の関心と作品は、家具や照明、舞台装置、広場、中庭、そして庭園など非常に幅広い領域に及びました。彼は、デザイン、工芸、そしていわゆるファインアートを区別しませんでした。彼にとって、これらすべては、美的品質が必要性への反応によって生み出されるものを十分に超える限り芸術の領域でした。 ノグチの庭園には、20世紀を代表するランドスケープデザインが数多く含まれ、現在もなお普遍的な賞賛を受けていますが、それでも彼のランドスケープデザインの通常の実践とは一線を画しています。 芸術家としてのイサム・ノグチは、客観的な分析よりも、必要に応じた集中的な研究によって支えられた直感を頼り、空間を主な媒体として、彫刻のようにランドスケープを形づくりました。彼にとって、ランドスケープデザインとは空間的かつ形式的な芸術であり、初期の環境プロジェクトから晩年の作品に至るまで、数々の傑出した場所を構想し建設しました。 この書籍は、イサム・ノグチの庭園を包括的かつ豊富な図版でまとめた研究書であり、著名らランドスケープ史家Marc Treibが、初期の未実現の遊び場やモニュメント、死後に完成したモエレ沼公園まで、様々なプロジェクトを解説/批評しています。彫刻作品が、実際の景観と何らかの形で形で関連していることから始まり、Martha Grahamの舞台装置、そして東京のReader’s Digest社とパリのユネスコハウスの庭園へと、実際の景観の領域へと踏み込んでいきます。その他、アメリカ、日本、イスラエルなどのプロジェクトにも触れています。 本書の内容と構成はバラエティに富んでおり、地形、水、中庭といったテーマを扱う章もあれば、主要な庭園を個別に紹介する章もあります。イサム・ノグチ財団と庭園美術館のアーカイブからの素晴らしい図版と著者自身の写真を添え、造園、美術史、ランドスケープデザイン、そして広い意味での芸術に関心を持つ人々に楽しんでいただける内容となっています。 出版社: ORO Editions タイプ: ハードカバー 言語: 英語 ページ数: 296ページ サイズ: 25.4 x 25.4 cm 状態: 新刊 その他: カラー図版250点 刊行年: 2024年 ISBN: 9781957183992
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