• ウィレム・デ・クーニング【Willem de Kooning Drawing】

    ウィレム・デ・クーニング(Willem de Kooning 1904 - 1997年)オランダ・ロッテルダム出身、アメリカ合衆国で活動した20世紀を代表する芸術家。抽象表現主義を代表する画家の1人でもある。
    また、アクション・ペインティングの代表的画家とも称され、動きのある構図や自由な色彩、勢いある筆触などを伴った抽象絵画は「熱い抽象」とも呼ばれている。
    20代前半に画家を志してニューヨークに移り、商業美術などの仕事で生計を立てる中で、アルメニア出身の画家アーシル・ゴーキーと出会い、多大な影響を受ける。1948年、ニューヨークのイーガン・ギャラリーにて初個展を開催、ロースカロライナ州のブラック・マウンテン・カレッジでも教鞭を執る。のちに、ブラック・マウンテン・カレッジで学んでいたロバート・ラウシェンバーグは、1953年に「消されたデ・クーニング」と題したを制作。1940年代より人物表現に関心を寄せ、1950年代に悪意を感じさせる程の激しい筆触と色彩によって抽象的に女性を描いた「女」シリーズで、抽象表現主義の画家として一躍脚光を浴びる。以降も、人物・風景などの具象と抽象を行き来しながら絵画制作を続け、激しい作風は徐々に洗練された筆跡と透明感のある色彩へと変化した1970年代以降はイギリスの彫刻家ヘンリー・ムーアとの交友から大規模な彫刻作品も制作。

    本書は、2026年6月14日から9月20日までアメリカのThe Art Institute of Chicago、2026年10月9日から2027年1月17日までオランダ・アムステルダムのRijksmuseumにて開催される展覧会を機に刊行されました。
    ドローイングと絵画をダイナミックに融合させたさせた作品で知られるウィレム・デ・クーニングは、この二つの媒体を区別することはありませんでした。70年に及ぶキャリアの中で、ドローイングと絵画の相互関係を探究し、様々なジャンル、テーマ、モチーフを繰り返し表現しました。
    この書籍は、ドローイング制作に焦点を当て、素材、プロセス、技法を重点的に解説し、デ・クーニングがいかにして特徴的で躍動感あふれる線を生み出してきたのかを明らかにします。1920年代にニューヨークに移住し、ジャクソン・ポロック、フランツ・クライン、ロバート・マザウェルといった同時代の画家たちと共に「ニューヨークスクール」運動に参加する以前、デ・クーニングはロッテルダムの芸術技術アカデミーで厳格なデッサン訓練を受け、若くして伝統的な技法を習得しました。
    書籍では、1920年代初頭から1980年代にかけて制作された約250点の作品が収録されており、デ・クーニングの制作活動のあらゆる側面において、ドローイングがいかに中心的な役割を果たしていたかが示されています。著名な研究者や新進気鋭のキュレーターによるエッセイは、デ・クーニングの作品に多様な視点からアプローチしています。「一瞥」という概念の考察から、女性像の再解釈まで、彼の作品が時代を超えて人々の心に響き続ける理由を明らかにしています。

    出版社:  Art Institute of Chicago
    タイプ:  ハードカバー
    言語:   英語
    ページ数: 328ページ
    サイズ:  27.9 x 22.2 cm
    状態:   新品
    その他:  カラー図版345点
    刊行年:  2026年
    ISBN:   9780300288544

    販売価格

    11,550円(内税)

    購入数



    新入荷!