マガリ・レウス(Magali Reus 1981年 - )オランダ・ハーグ出身の芸術家。イメージやモノの集積を構築した彫刻作品を制作。
身の回りにあるオブジェをモチーフに、それらを再構成し、奇妙で馴染みのない作品を生み出す。物質世界を観察しそれらを使用しますが、既製品の使用はさけ、彫刻作品として構成する各要素は、テクノロジーと伝統的な工芸技術を融合させながら緻密に制作さレル。色彩、素材、質感、サイズ、形状などあらゆる要素が巧みに操作され、日常的な連想の習慣を覆し、鑑賞者にものがどのように意味を帯びあるいは失うかという問いを投げかける。2013年から2014年まで、王立美術アカデミーにて学ぶ。2015年には、ヘップワース・ウェイクフィールド美術館にて、イギリスでの個展「Partical of Inch」を開催。同年、Prix de Rome 2015を受賞、2017年にはヘップワース彫刻賞にノミネートされた。
本書は、現代を代表するオランダのグラフィックデザイナーイルマ・ブーム(ボーム)がデザインを手掛けたマガリ・レウスの代表的な3つのシリーズ「Dearest」(2018年)、「Empty Every Night」(2019年)、「Settings」(2019年から2021年)を生み出した源泉、視覚イメージ、そしてそれらの繋がりについて、独自の視点をまとめています。
鑑賞者が時間をかけて作品とより深く、親密な繋がりを築ける空間として構想されたこの書籍は、作品の全体像、クローズアップされた細部、3Dレンダリングや制作計算からモックアップ、サンプル、リサーチ写真に至るまで様々な素材を交互に掲載しています。レウスが自身の制作過程、制作プロセス、研究アーカイブを公開することで、読者はモチーフが様々なメディアを横断してどのように循環していくのか、レイヤー構造、表象、そして生産システムといった概念に対する彼女独自の解釈、また自然、テクノロジー、ポスト産業社会における人間の活動の影響といった要素間の緊張関係をどのように探求しているのかを解き明かします。また、継続的に考察してきた「オブジェ性」に関する考察、彼女が生み出すオブジェや形態が、いかに奇妙で反抗的な主体性を帯びていくのかを余すところなく伝えています。
アンソニー・ヒューバーン、フィロメナ・エップス、ショーン・バーンズによる寄稿も掲載されています。
また、本書はモンドリアン基金、ヤープ・ハーテン基金、アムステルダム市立美術館基金に支援を受け、JRP Ringerより刊行されたものです。
書籍は異なる紙を用い、テープで綴じられた3冊の独立した巻からなるアーティストブック。これ自体が力強いオブジェといえる一冊です。
出版社: JRP Ringer
タイプ: ペーパーバック
言語: 英語
サイズ: 31.8 x 24cm
ページ数: 288ページ
状態: 新品
その他: カラー図版290点
刊行年: 2024年
ISBN: 9783037645703