ジョン・バルデッサリ(John Baldessari 1931年 - 2020年)アメリカ合衆国・カリフォルニア州出身の芸術家。アメリカのコンセプチュアル・アーティストの重要な一人でもある。1949年から1953年にSan Diego State College, CaloforniaにてBAを取得。1954年から1955年には、University of Califonia, Berkley、1955年にUniversity of California, Los Angeles、1955年から1957年に San Diego State College, CaliforniaにてM.A.を取得。1957年から1959年人はOtis Art Institute, Los Angelesにて学んでいる。写真とテキストを用いて、元のイメージを単純な方法で変化させ、新たな見方を提案する作品を制作。同時に、多くの教育機関で教鞭を執っており、University of California での最初のクラスには、マイク・ケリーやジェームズ・ウェリング、バーバラ・ブルームなどが在籍していた。1970年には、1953年から1966年に制作した絵画を燃やし、その灰を使用してクッキーをつくり骨壷に入れるという「火葬プロジェクト」を制作。最終的にこの一連のプロジェクトを「美術作品の死と誕生のサイクル」としてインスタレーション形式で展示した。1972年の「バルデッサリ、ルウィットを歌う」では、ルウィットが書いたテキスト「Sentences on Conceptual Art」をアカペラで歌うという作品を制作。
本書は、2008年1月に刊行された書籍です。非常に影響力のある芸術家であり、教師でもあるジョン・バルデッサリは、1960年代後半に南カリフォルニアでコンセプチュアル画家として知られるようになり、それ以来、写真、アートブック、ビデオ、版画など様々なメディアで活躍してきました。彼のキャリアを通して、音楽をテーマとした作品にも何度も取り組んできましたが、本書が刊行されるまで、それらの音楽作品は一つの書籍で見ることができませんでした。1970年から2007年までの絵画、写真、ビデオ、ミクストメディア作品を50点以上掲載した本書では、バルデッサリのテキスト、画像、音声との複雑な関係を示し、彼の作品における音楽の中心性を検証しています。1972年の重要なビデオ作品”Bakdessari Sings LeWitt” など、ソル・ルウィットの芸術に関する理論的考察を音楽に設定した作品も取り上げています。また、2006年のドラムキットのプリントなどあまり知られていない作品も多数掲載しています。
出版社: Walther Konig
タイプ: ペーパーバック
言語: 英語
ページ数: 114ページ
サイズ: 28 x 21 cm
状態: 新刊
その他: カラー図版82点、白黒図版73点
刊行年: 2008年
ISBN: 9783865602480