オーギュスト・ロダン【Rodin and the art of ancient Greece】
オーギュスト・ロダン(Auguste Rodin 1840年 - 1917年)フランス・パリ出身の彫刻家。19世紀を代表する彫刻家の一人であり、彫刻史に新たな道を開いた人物として「近代彫刻の父」と称されている。幼少期に工芸学校に入校し、後にエコール・デ・ボザールへの入学を試みますが叶わず、室内装飾職人として働く。姉の他界を機に、神学の道を志しますが美術の道を続けること選択し、動物彫刻の大家であるアントワーヌ=ルイ・バリーへ弟子入りし影響を受ける。装飾職人として、ベルギー滞在後、彫刻家として評価を得た「青銅時代」を制作。1880年にダンテの「新曲」内に登場すつ「地獄の門」の制作依頼を受け、この大作に取り組む(途中で依頼は白紙となり、その後自身の作品として制作を継続)。1889年に、その一部を抜き出した「考える人」制作。その他、生涯で数多くの彫刻作品を制作した。 ※フランソワ=オーギュスト=ルネ・ロダン(Francois-Auguste-Rone Rodin) 「考える人」や「接吻」で有名なロダンは、クラシカルな古典芸術からエネルギーとインスピレーションを引き出し、革新的な方法で、古代ギリシャとローマ芸術を自身の作品に取り入れながら制作を試みました。 特に、パルテノン神殿の彫刻は、多大なインスピレーションを与えました。これらに最初に出会ったのは、書籍からでした。そしてフランス・パリのエコール・デ・ボザールの石膏像、ルーブル美術館のいくつかのオリジナル像を見て、その後に、大英博物館を何度か訪れ、直接それらを描きました。 彼は大理石の彫刻などの破片あなど、古代の遺物を収集しコレクションしており、それらをそれ自体で完全なオブジェクトと見なしていました。 そして、自身の作品において、頭や手足の胴体を芸術作品とするアイデアを導入し、同時代の人々に大きな影響を与えました。 この書籍では、これらのすべての要素を初めて組み合わせ編集されました。作品らは、近代におけるパルテノン神殿の受容と、ロダンが生涯に通じて彫刻に関わり続けた物語を語ります。ロダンの彫刻、でっざいん、パルテノン神殿やロダン自身のコレクションから厳選した彫刻などを、テーマ別に紹介し、近代の最も偉大で革新的な彫刻家の一人であるロダンの人生と芸術に新たな光を当てた一冊です。 出版社: Thames & Hudson タイプ: ハードカバー 言語: 英語 ページ数: 240ページ サイズ: 28 x 25 cm 状態: 新刊 刊行年: 2018年 ISBN: 9780500480304
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