ジョナス・メカス【The Camera Was Always Running】

ジョナス・メカス(Jonas Mekas 1922年 - 2019年)リトアニアビルジャイ出身の映画監督、詩人、作家です。実験映画、ドキュメンタリー映画で高い評価を得、『アメリカの実験映画界のゴッドファーザー』として広く知られる。
リトアニアで弟のアドルファス・メカスと劇場を始めますが、戦火を逃れるため母国を後にし、戦後、難民として滞在したドイツで哲学を学ぶ。1949年ニューヨークに移住し、16mmフィルムカメラにより映像制作を始め、実験映画に出会います。以降、日記形式で綴られた叙情的なフィルム作品で『ニュー・アメリカン・シネマ』の映像作家一人として注目され、アンディ・ウォーホル、ニコ、アレン・ギンズバーグ、ヨーコ・オノ、ジョン・レノン、サルバドール・ダリ、同郷のフルクサスの設立者ジョージ・マチューナスなど多くのアーティストと共に制作。
また、1954年、アドルファスと共に雑誌『Film Culture』を創刊、1958年以降は『ヴィレッジ・ヴォイス』誌に映画批評を掲載するなど、精力的に映像文化に関わり、1962年、Anthology Film Archivesの前身である『The Film-Makers' Cooperative』を設立、1970年にはニューヨークのフィルム博物館(Anthology Film Archives)の館長に就任。
以降も、MIT、クーパー・ユニオン、ニューヨーク大学などのフィルムの授業で教鞭を執るなど、映像文化に貢献した。

本書は、アヴァンギャルド映画界で最も影響があり、そして興味深い人物の生涯と作品を紹介しています。
1950年代からこの世を去った2019年まで、芸術家であり興行主でもあったジョナス・メカス。彼は、その障害で、100本を超える過激で革新的、そして時には日記的な映画やビデオ作品を制作しました。
映画祭、協同組合、アーカイブ、雑誌を設立し、映画評論や詩を執筆していました。この書籍には、ニューヨークのアヴァンギャルドシーンのこの重要な人物の最初の英語の出版物であり、彼の過激な芸術と落ち着く暇のなかった人生を、豊富な図版と詳細なテキストでまとめました。
映画やビデオのスチール写真のシーケンス、写真シリーズ、インスタレーション、アーカイブ文書を掲載し、各ページで作品をイキイキと紹介しました。また、著名な学者による調査や年表も収録されています。

出版社:  Yale University Press
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  28.5 x 21.7 cm
状態:   新品
ページ数: 256ページ
刊行年:  2022年
ISBN:   9780300253078

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6,490円(内税)

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