アレクサンダー・カルダー/リチャード・タトル【Tentative】
アレクサンダー・カルダー(Alexander Calder 1898年-1976年)アメリカ合衆国・ペンシルベニア州の出身の彫刻家。針金人形を使用し一人で行うサーカス団のパフォーマンス『カルダーのサーカス』は、前衛芸術家たちと知り合うきっかけや、針金彫刻など彼の人生に多方面から影響を与えた。モンドリアンの色彩に影響を受け原色を使った抽象彫刻や針金人形らの作品は、「キネティック・アート」「針金彫刻」と呼ばれる。「モビール」は、デュシャンが彼の動く彫刻に与えた名前である。1915年から1919年(一時期は兵役に就く)、ニュージャージ州のThe Stevens Institute of Thechnolosy in Hobokenにて機械工学を学ぶ。1926年パリに移住し、Academie de la Grande Chaumiereにて学ぶ。 リチャード・タトル(Ricahrd Dean Tuttle 1941年 - )アメリカニュージャージ州出身の芸樹家。同国を代表するポストミニマリストの芸術家の一人として知られている。作品は、彫刻、絵画、ドローイング、版画、インスタレーション、アーティストブックなど様々なメディアで展開。1959年から1963年まで、コネチカット州ハートフォードのTrinity Collegeにて、芸術、哲学、文学を学び、学士号を取得後、ニューヨークへ移住。Betty Parsons Galleryで働き、翌年1965年に同ギャラリーにて初展覧会を開催。しかし、急速にヨーロッパでの評価が高まる中、アメリカでの評価を得るのには時間を用した。 2009年のグッゲンハイム美術館での展示では、ミニマリズムとアジアの芸術や禅哲学についてのドローイングを制作した。 本書は、2023年1月21日から2月25日に、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスのPace Galleryにて開催された展覧会を機に刊行されました。この展覧会は、カルダー財団とのコラボレーションによるものです。1939年のカルダー作品に焦点を当て、初めて展示される無題のモビールなど中小規模の彫刻とその他の作品、そして同年に制作した紙の作品が展示されました。この展覧会と同時に、同都市にあるDavid Kordansky Galleyでは、リチャード・タトルがカルダーにインスピレーションを得て制作したドローイング作品「Calder Corrected」 と彫刻作品「Black Light」が展示されました。 書籍では、カルダー作品とタトル作品を掲載。そして、この展覧会のためのタトルよるテキストと詩、カルダー財団の創設者Alexander S.C Rowerによる詩も収録。偉大な芸術家アレクサンダー・カルダーとリチャード・タトルの創造的な対話をまとめた一冊です。 出版社: Pace Publishing タイプ: ハードカバー 言語: 英語 ページ数: 215ページ サイズ: 26 x 20.3 cm 状態: 新刊 その他: カラー図版125点 刊行年: 2023年 ISBN: 9781948701877
7,920円(内税)
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