マン・レイ【Liberating Photography】

マン・レイ(Man Ray 1890年 - 1976年)アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア出身の芸術家。ニューヨーク・ダダを引率したことでも知られ、ダダイスムとシュルレアリスムに傾倒した。
高校卒業後に働きながら画家として活動し、1910年代ごろよりニューヨークにて、パリから来たマルセル・デュシャンやフランシス・ピカビアらと共にニューヨーク・ダダの活動を引率する。
1915年には、風景画を中心とした個展を開催。1921年、パリに渡りパリのダダイストたちと交流を深め同時に本格的に写真に傾倒、職業的な写真家として成功し、ファンション誌などに作品が掲載され始める。ブラッサイと「ファッション写真」というジャンルを築きあげた最初の写真家。その後、シュルレアリスム運動が盛んになり始める頃には、シュリレアリスト的な作品を制作、1925年の第1回シュルレアリスム展に出展した。その他、実験映像も制作している。

本書は、スイス・ローザンヌにて開催の展覧会とアンドレ・ブルトンによるシュルレアリスム宣言100周年を記念して刊行されました。
時代を先取りしたマン・レイは、概念的なアプローチと革新的な技術で、写真を従来の制約から解放し、このメディアに対する新しい考え方の扉を開ました。
マルセル・デュシャンやアンドレ・ブルトンの親友であり、ダダやシュルレアリスムで名を馳せた数少ない写真家の一人でもありました。ファッション写真家としても活動し、代表作「アングルのバイオリン」は、2022年に約16億円で落札され、史上最も高価な写真作品となりました。アート、ファッション、ポップカルチャーの世界で影響力のある人物であり、多くの芸術家が彼の作品を参考しています。
書籍では、主に1920年代と30年代のポートレート150点を掲載しています。また、マルセル・デュシャン、ロベール・ドローネー、ジョルジュ・ブラック、アルベルト・ジャコメッティ、パブロ・ピカソなどのパリのアートシーンの先駆者たちのポートレートやファッション写真も含まれています。
写真技術と構成の革新者として、マン・レイは、友人やオブジェクト、彫刻など彼の周りにある者たちを、視覚的なウィットと実験を表現した作品に用いて、多くのスタジオポートレートを制作しました。

出版社:  Thames and Hudson
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  24 x 19.6 cm
ページ数: 224ページ
状態:   新品
その他:  図版153点
刊行年:  2024年
ISBN:   9780500028117

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