草間彌生【I Spend Each Day Embracing Flowers】

草間彌生(Yayoi Kusama 1929年 - )日本・長野県出身の芸術家。 日本を代表する現代芸術家の一人。幼少期より、水玉を描いた絵画を制作。出生地の長野・松本市の女学校を卒業の後、京都市立美術工芸学校にて日本画を1年間学ぶ。1957年に渡米、モノクロームの作品「無限の網」にて一躍注目を浴び、絵画、彫刻の他にもハプニング、ファッションショー、自演映画などの制作など自身の世界観を展開していく。1973年に帰国、拠点を東京に移す。日本で前衛芸術家としての活動は、すぐには受け入れなかったが、1993年にはヴェネチア・ビエンナーレの日本館代表を務める。1998年には「Love Forever: Yayoi Kusama 1958 - 1968」展をアメリカのニューヨーク近代美術館(MOMA)、ロサンゼルス、カウンティ美術館にて開催。翌年には、「草間彌生:ニューヨーク/東京」展が東京都現代美術館で開催。2006年には、高松宮殿下記念世界文化賞絵画部門を受賞。

本書は、2023年5月11日から6月21日まで、アメリカ・ニューヨークのDavid Zwirner Gallery, NYにて開催された展覧会を機に刊行されました。この展示では、絵画、カボチャや花の彫刻、そして「無限の鏡の間」の新作が展示されました。
世界的に知られる日本の芸術家、草間彌生。2024年に刊行されたこの書籍は、鑑賞者の目線から体験を探求した最初の書籍です。

“My entire life has been painted here. Every day, any day. I will never cease dedicating my whole life to my love for the universe.” ―Yayoi Kusama

35点の絵画、巨大なカボチャの彫刻インスタレーション、聳え立つ色鮮やかな3本の花の彫刻、多くの人々に人気のある「無限の鏡の間」で構成されたこの展覧会は、草間彌生自身の視点を反映した鮮やかな記録です。
ロバート・スリフキンによる新しい研究は、彼女がイメージプロダクションの美術史の伝統を、どのように革新し複雑化されせているのか、そして、彼女の芸術が人間と大宇宙を結びつけようとしているのかを記述しています。また、リン・ゼレヴァンスキーによるエッセイでは、彼女の作品との長年の自身の関わりと、何十年にも渡る作品らが、人間性、寛大さ、愛情、悲しみ、痛みにみつ、あらゆる複雑さを備えた愛の記録として見る方法について考察しています。

出版社:  David Zwirner Books
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 168ページ
サイズ:   25.4 x 20.3 cm
状態:   新刊
その他:  図版103点
刊行年:  2024年
ISBN:   9781644231333

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9,900円(内税)

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