アレクサンダー・カルダー【Un effet du Japonais】
アレクサンダー・カルダー(Alexander Calder 1898年-1976年)アメリカ合衆国・ペンシルベニア州の出身の彫刻家。針金人形を使用し一人で行うサーカス団のパフォーマンス『カルダーのサーカス』は、前衛芸術家たちと知り合うきっかけや、針金彫刻など彼の人生に多方面から影響を与えた。モンドリアンの色彩に影響を受け原色を使った抽象彫刻や針金人形らの作品は、「キネティック・アート」「針金彫刻」と呼ばれる。「モビール」は、デュシャンが彼の動く彫刻に与えた名前である。1915年から1919年(一時期は兵役に就く)、ニュージャージ州のThe Stevens Institute of Thechnolosy in Hobokenにて機械工学を学ぶ。1926年パリに移住し、Academie de la Grande Chaumiereにて学ぶ。 本書は、2024年5月23日から9月9日まで、日本・東京の麻布台ヒルズギャラリーにて開催の展覧会を機に刊行されました。 アレクサンダー・カルダーは、日本を訪れたことがありませんでした。しかし、生涯を通じて、多くの日本の芸術家や詩人に受け入れられました。約35年ぶりに開催された日本・東京での展覧会を記念して刊行されたこの書籍では、カルダーの芸術が日本の文化や美学とどのように共鳴し続けているのかを探ります。 The Calder Foundationのコレクションの中から、1930年代から1970年代にかけての98点の作品を記録し英語と日本語で書かれたこの書籍には、インスタレーション写真とともに、モビール、スタビル、スタンディングモビール、油画、紙の作品を掲載しています。 また、膨大なアーカイブ資料に加え、アレクサンダー・S・C・ローワー、スーザン・ブラウアー・ダム、ステファニー・ゴトー、ジーン・マクギャリー、建畠晢による新しいテキストを収録し、カルダーと彼の作品と日本を結びつける多くの繋がりを探っています。そして、マーク・グリムチャーによる序文とジェーン・ハーシュフィールドによる詩が添えられています。 出版社: Pace Publishing タイプ: ハードカバー 言語: 英語、日本語 ページ数: 240ページ サイズ: 27.6 x 21.5 cm 状態: 新刊 その他: カラー図版123点、白黒図版23点 刊行年: 2024年 ISBN: 9781948701549
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