ジェームズ・ウェリング(James Welling, 1951 - )アメリカ合衆国コネチカット州ハートフォード生まれの写真家。
カリフォルニア芸術大学でダン・グラハムらと共に美術を学びます。80年代の初めには、リチャード・プリンスやシンディ・シャーマン、シェリー・レヴィンらと共に注目を浴びるようになります。国内外で精力的に個展・グループ展を行っており、日本でも度々展覧会が行われています。
2012年春にも東京のWAKO WORKS OF ARTにて、画家アンドリュー・ワイエスの暮らした家をテーマとする展覧会が行われました。
アルミホイルを用いた抽象的な写真作品、フィルムを使用せず直接印画紙に感光させるフォトグラムによる美しい色彩の作品、文化や個人的な記憶テーマとした様々なドキュメントや、風景作品など、ウェリングの作品は、写真という一貫性を保ちながらも作品毎に作風を大きく変化させることで知られています。
本書は、ウェリングの全キャリアを振り返る内容で、2013年オハイオ州シンシナティ美術館が企画し、ロサンゼルスやスイスを巡回したウェリングの回顧展に合わせて出版されました。1970年代から2012年までに制作された写真作品の数々をご覧頂けます。
写真というメディアの可能性に魅せられ、35年以上にわたって追求し続けているウェリングの軌跡を追う一冊です。
出版社: Aperture
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 250ページ
サイズ: 28.5 × 25 cm
状態: 新刊