ホルスト・ヤンセン(Horst Janssen, 1929 - 1995)は、ドイツ・ハンブルク生まれの画家であり、ポスター、イラスト、版画、絵本など様々な作品を残しています。
子供の頃から並外れた素描の才能を見せ、最年少の16歳でハンブルクの大学に入学しAlfred Mahlauの元で美術を学びます。その頃から、彼の作品は脚光を浴び始め、世界各国にて展覧会を行う他、多数の賞を受賞しています。
ヤンセンは、レンブラント、デューラー、フュースリなどの画家の作品の相違や類似を熱心に分析しています。また、エゴン・シーレ、パウル・ヴンダーリッヒ、ジャン・デュブッフェ、マックス・ベックマン、パウル・クレー、ベン・シャーン等の画家との類似性が指摘されている他、葛飾北斎を始めとする日本の美術にも大きな影響を受けたと言われています。
ヤンセンは、第二子である Katrin を Lamme と呼んで可愛がっていましたが、Lammeが13歳の時、Lammeの母が再婚した際に離ればなれとなります。その後30年間ヤンセンとLammeは会うことはありませんでしが、1993年2月8日にLammeが晩年のヤンセンの元を訪ね再会を果たします。
本書は、Lamme と再び過ごした日々を日記として描いたドローイングを収めた書籍となります。
『Lammeに捧げる』と書かれた本書は、1993年と94年に描かれた72点のドローイングの他、かつてヤンセンが幼いLammeを描いた作品も収録されています。
また、見開きには、生前のヤンセン直筆のサイン入りの希少な一冊となっています。
出版社: Verlag St. Gertrude
タイプ: ハードカバー(クロス張)
言語: 英語
ページ数: 96ページ
サイズ: 43.3 × 31.7 cm
状態: 在庫品
その他: カラー図版78点、サイン入