ブライオン・ガイシン【Permutations】

ブライオン・ガイシン(Brion Gysin 1916年−1986年)イギリス・タプロー出身、ブリティッシュカナディアンの芸術家。画家、作家、作詞・作曲家、パフォーマーと幅広く活動を行う。
フランス・パリのThe Sorbonne in Parisにて絵画を学び、1939年にアメリカ合衆国・ニューヨークへ移住。1950年代に、文章を単語ごとに切り取り、断片をランダムに並べ替える手法を用いて詩を書く。この手法はカットアップと呼ばれ、ウィリアム・バロウズなどビート・ジェネレーションの作家にインスピレーションを与えた。その後、切り取って組み替えるという「カットアップ」手法はジャンルを超え、エンジニア、イアン・サマーヴィルと共に運動的な光の彫刻であるドリームマシンを制作、またデヴィッド・ボウイ、ミック・ジャガー、キース・へリング、ローリー・アンダーソンなど様々なアーティストに受け継がれている。画家としては、日本の書道やアラビア語のカリグラフィーに影響を受けたペインティングで、知られている。

1958年から1982年にかけて書かれたブライオン・ガイシンの「順列詩」(Permutation porm)は、短いフレーズや文で始まり、その構成は、テキストの過程で単語らが再配置されます。
当初、ガイシンはこれらの詩を手作業で構成していましたが、後にプログラマーのイアン・サマーヴィルの助けを借り、コンピューター生成文学の最初期のものとなる作品を制作しました。
これらの作品の中には、書籍で出版されたものと、音声記録のみで存在するものがあります。その多くは、1960年代のBBCラジオ委員会「The Permutated Poems of Brion Gysin」にて、テキストの朗読が記録され、切り取られ、偏重され、重ね合わされたものです。
本書では、各紙の出版済みのバージョンと未発表のバージョン(転写可能な場合)、「Cut-Ups Self-Explained」などと、ガイシンによる短いテキストがまとめられています。それぞれの作品は、年代順に編成され、詩の様々なバージョンもそれぞれ年代順にグループ化されています。この編集から、バージョンの違いを確認することができ、一連の作品の遊び部分を体系的に明快に捉えることができます。

出版社:  DABA
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ:  160ページ
サイズ:  24 x 17 cm
状態:   新品
刊行年:  2022年
ISBN:   9781734681772

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