ナム・ジュン・パイク【Exposition of Music - Electronic Television】
ナム・ジュン・パイク(Nam June Paik 1932年 - 2006年)韓国・ソウル出身の韓国系アメリカ人。20世紀を代表する芸術家の一人です。ビデオアートの先駆者。 1950年、朝鮮戦争の戦下を逃れ、家族と共に日本へ移住。東京大学文学部にて音楽美学を学び、1956年に卒業と共にドイツへ留学。1958年ドイツ・ケルンの西ドイツ放送協会の電子音楽スタジオに勤務。この頃より、ジョン・ケージやヨーゼフ・ボイスらと出会い、音楽と美術の両方へと興味を持ち始め、1961年には前衛美術家グループ:フルクサスのメンバーとなりました。1963年に開催された初個展では、「音楽の展覧会 - エレクトロニック・テレビジョン」と題したテレビを使用したインスタレーションを展示。ビデオ・アートの最初の展示となりました。その後も、日本の阿部修也と共に「ロボットK - 456」を制作。1984年には、ここ日本の東京都美術館にて回顧展を開催。1988年には、イギリス・ロンドンのヘイワード・ギャラリーにて「ロボット家族」を発表。1993年ヴェネチア・ビエンナーレでは、ハンス・ハーケと共に金獅子賞を受賞。 本書は、2009年2月13日から5月17日まで、オーストリア・ウィーンのThe Museum Moderner Kunst Stiftung Ludwing Wienにて開催の展覧会を機に刊行された書籍になります。1963年の伝説の初個展と同タイトルの付けられたこの展覧会では、美術館の膨大なナム・ジュン・パイクの初期作品のコレクションを中心に、プリペアド・ピアノやサウンドオブジェクト、レコードやテープのインスタレーション作品などが集められました。本書には、展示風景やエッセイ、1989年のJustin Hoffmannによるパイクへのインタビューが収められています。 出版社: Walter Koning, Koln タイプ: ペーパーバック 言語: 英語、ドイツ語 ページ数: 244ページ サイズ: 24 x 17 cm 状態: 新刊 その他: 図版225点
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