ジェフ・クーンズ(Jeff Lynn Koons 1955年 - )アメリカ合衆国・ペンシルベニア州出身の芸術家。「King of Kitsch」と呼ばれ、世界で最も有名な芸術家の一人でもある。
美術学校/大学を卒業後、1970年後半には、ウォール街で仲介人の職につきながら作家活動を行なう。1985年「平衡」シリーズを発表。同年ネオ・ジオメトリック・コンセプチュアル・アート展が開催され、その中心的存在として脚光を浴びる。「キッチュ」という一つのアイコニックな消費社会の産物を、広告や彫刻作品で表現。洗練やシンプルという言葉では表せないクーンズの作品は、美=「美しい」のみが芸術ではないことも示している。大衆やメディアを意識した彼の制作は、常に一貫したテーマの元に成り立っている。
本書は、2001年7月18日から9月16日にオーストリア・ブレゲンツのKunsthaus Bregenzにて、開催された展覧会を機に刊行されました。クーンズ作品の中心となるアイデアを焦点に3つのグループに分け紹介されています。回顧的なものではなく、表面と奥行、絵画とオブジェクト、伝統と現代の繋がりについてのアーティストの視点です。クーンズと緊密な協力を経て、セレブレーションシリーズやイージーファンシリーズからの新しい絵画と鏡の作品などが選ばれています。2001年から過去5年に制作された、人生のお祝いの儀式に関連するようなシンボルやオブジェクトを使用した16枚のフォトリアリスティックな絵画と、20点のステンレス鋼の彫刻を約85点の図版にてご覧いただけます。
出版社: Kunsthaus Bregenz
タイプ: ハードカバー
言語: 英語、ドイツ語
ページ数: 140ページ
サイズ: 28 x 24 cm
状態: 新刊
その他: カラー図版60点、白黒図版25点
刊行年: 2002年
ISBN: 9783883755151