ミヒャエル・ボレマンス【The Monkey】

ミヒャエル・ボレマンス(Michael Borremans, 1963年 - )ベルギー・ゲラールスベルゲン出身の芸術家。現在は、同国ゲントを拠点に活動している。1990年代後半より世界的な注目される。非現実的な構図は、絵画・ドローイング・彫刻・フィルムという異なったメディアで展開され、見るものに「奇妙な感覚」と「不安定な美の感覚」を与える。彼の絵画技術は、18世紀の画家マネやドガ、そしてスペインの巨匠ベラスケスが引き合いに出される。ここ日本では、2008年ギャラリー小柳にて展覧会が開催。2011年には、横浜トリエンナーレ出展。2014年1月から3月にかけて、東京・原美術館/ギャラリー小柳にて展覧会。2020年9月19日から2021年2月28日には、金沢21世紀美術館にて、オランダの芸術家マーク・マンダースとの二人展を開催。

本書は、2024年6月6日から2024年7月26日まで、イギリス・ロンドンのDavid Zwirner Galleryにて開催の展覧会を機に刊行されました。
この展覧会「The Monkey」は、同年4月に上海のPrada Rong Zhaiで開催された個展「The Promise」や2022年にニューヨークのDavid Zwirner Galleryにて開催された個展「The Acrobat」に続くものです。
この新しい作品シリーズで、ボレマンスは、”Mise-en-sceine”(ミザンセーヌ)を注意深く考慮しながら表面と技巧を探求し続け、技術的な熟達と単純な解釈を拒む主題を組み合わせ、17点の絵画を制作しました。作品「The Acrobat」シリーズで見られたテーマと雰囲気をさらに広げたものでもあります。
グレーズをかけたおもちゃの人形であるタイトルの猿や謎めいた人物を描き、鑑賞者を誘いつつも遠ざけるような謎めいたシーンを描いています。
この展覧会に付随した本書では、カティア・ティレヴィッチによる洞察力に富んだエッセイも収録されています。

“Everything is a self-portrait. And now I have been painting monkeys. . . . It’s like making a movie.” —Michaël Borremans, Interview magazine

出版社:  David Zwirner Books
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ数: 64ページ
サイズ:  17.8 x 11.4 cm
状態:   新品
その他:  図版18点
刊行年: 2024年
ISBN:   9781644231463

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3,740円(内税)

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