アグネス・マーティン【Agnes Martin】(Tate)
アグネス・マーティン(Agnes Martin 1912年 - 2004年)カナダ出身の芸術家。後にアメリカに移住。ミニマル・アートの作家として紹介されますが、工業的な素材を用いるドナルド・ジャッドやリチャード・セラ等とは異なり、全て手で描かれた細く美しいラインと淡い色彩を特徴としている。 彼女がニューヨークに住んでいた1957年から67年の間に、アド・ラインハートやエルスワース・ケリーの絵画に影響を受け、円や正方形を使用し、左右対称な構成の実験を始めた。 ニューメキシコ州タオスへ移り住んだ1967年以降、絵の中のグリッドはしばしば揺らめく霧を通して見るかのように、繊細なニュアンスを見せるようになる。それらは、淡い色彩によるうっすらと輝いているかのような透明感を感じさせ、純粋で瞑想的でもある絵画は、マーティン自身の自然への興味(特にニューメキシコ州の砂漠の風景)と、東洋の宗教、特に道教を反映したものと言われている。 本書は、2015年6月3日から10月11日まで、イギリス・ロンドンのTate Modernにて開催の展覧会を機に刊行されました。 カナダ出身のアグネス・マーティンは、20世紀後半を代表する画家の一人であり、その作品は同時代の芸術家だけでなく、後世の芸術家にも大きな影響を与えました。抽象表現主義の同時代人でありながら、しばしばミニマリズムの画家としても位置付けられ、1950年代後半から1960年代に男性優位な美術界で頭角を現した数少ない女性芸術家の一人であり、特に若い女性芸術家にとって重要なロールモデルでもありました。 展覧会及び書籍では、マーティンのキャリアを概観しています。あまり知られていない初期の実験的な作品から、代表作の縞模様や格子模様のグレーの絵画、さまざまな形式の色彩表現、そして大胆な形式を取り入れた晩年の作品シリーズを網羅し、またドローイングや水彩画も掲載されています。 マーティンの作品の背景:彼女の人生、他の芸術家との関係、南アジア哲学の影響などを解説した学者らによるエッセイや、個々の作品に焦点を当てた短い論考も収録されたこの書籍は、美術学生、研究者、そして抽象芸術に関心のあるすべての方々に向けられた一冊です。 出版社: Tate Publishing タイプ: ペーパーバック 言語: 英語 ページ数: 256ページ サイズ: 27 x 21.6 cm 状態: 新品 刊行年: 2015年 ISBN: 9781849762687
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