ソフィ・カル【Catalogue raisonne of the unfinished 】

ソフィ・カル(Sophie Calle 1953年 - )フランス・パリ出身の芸術家。80年代より芸術活動を始め、美術機関で教育を受けていない。7年間の放浪の旅からパリに戻った後、見知らぬ人を尾行したり28人の友人や赤の他人に自身のベッドで8時間寝てもらい撮影をするという作品を制作。自身の感情や記憶を扱った作品やプライベートな感情や行為を視覚化する作品などがある。それらの作品はフィクションなのかノンフィクションなのかも分からないまま、鑑賞者は追体験し様々なことを感じる。また、作品形態は写真とテキストという組み合わせが多く、それらの展示の際の構成は、鑑賞者を彼女の世界に導く。また、彼女の書籍は、アーティストブックのように凝った作りとなっており、どの書籍もサイズ・表紙・紙・配列・印刷に至るまで、本を開くだけで、作品を見るように手に取ることができる。

本書は、2024年にパリのピカソ武術館で開催されたソフィ・カルの展覧会「À toi de faire, ma mignonne」の開催を機に刊行されました。
”I have a horror of the finished. Death is final. The gunshot is final. The almost finished is life,”とピカソは言いました。”But”とカルは続けます。”when everything stops, what will become of the ideas that stagnate, that wait their time in boxes, in coffins? Before disappearing, it's necessary to make an inventory of sketches, attempts and abandonments, and bring intentions to life. A way of ending things.”
この展覧会で、ソフィ・カルは、未完成あるいは放置されたプロジェクト、つまり彼女自身が失敗作と捉えている作品を初めて紹介しました。未完の理由を示す赤い印が押されたこれらの物語は、1994年以来定期的に再版されている書籍「True Stories」を映し出す鏡のような存在です。
数十年にわたって制作された作品たちのあらゆる隠された側面を明らかにするこの波乱に満ちた作品集には、偶然、偶然の出会い、そして何よりも、芸術活動において必然的な結果としての未完、試行錯誤、失敗といった彼女の作品の主要なモチーフが見出されます。
これは、数十年前のピカソの哲学を彷彿させます。この書籍で、カルは生涯にわたる芸術の創造性を振り返り、未来への挑戦を示唆しています。

出版社:  Actes Sud
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  22.5 x 18.5 cm
ページ数: 272ページ
状態:   新品
その他:  カラー図版140点、白黒図版60点
刊行年:  2026年
ISBN:   9782330206918

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7,590円(内税)

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