アンゼルム・キーファー(Anselm Kiefer 1945年 - )ドイツ・ドナウエッシンゲン出身の芸術家。同国の新表現主義を代表する現代アーティストの一人でもある。歴史的な主題と厚く盛り上げひび割れた絵具、乾燥した植物や鉛・針金などの作品で知られ、また絵画、彫刻、インスタレーションなど多様な形態を取る壮大なスケールである。歴史的主題には、古代ギリシア・ローマの歴史からインゲボルグ・バッハマンやパウル・ツェランの詩、新約聖書から神話までを隠喩が挙げられ、それらが再構築されていく。デュッセルドルフ芸術アカデミーにて、ボイスに師事し、日用品を用いた手法に影響を受ける。その後、1970年中頃から1980年に起こった現代絵画の動向であるニュー・ペインティングの画家として脚光を浴びる。作品は、世界の主要な美術館に収蔵されている。
本書は、1985年以降に制作されたキーファーの作品の中から、「書籍」をテーマに集められたものになります。”Edition Heiner Bastian”版の本書には、刊行当初(2008年)には未公開のものが多く掲載されています。1985年から2006年の間に制作された14作品が掲載、コラージュ、オーバーペインティング、彫刻(書籍と枝を使用)したものなどで、テーマも聖書、ギリシャ神話、パウルツェラン等様々です。ナチスだけでなく様々なテーマの作品が見られるようになった1980年以降からです。
出版社: Schirmer/Mosel
タイプ: ハードカバー
言語: ドイツ語
ページ数: 88ページ
サイズ: 30.6 x 23.4 cm
状態: 新刊