ポール・セザンヌ 【Landscape into Art】
ポール・セザンヌ (Paul Cezanne 1839 - 1906年) 南フランス・エクス=アン=プロヴァンス出身。フランスを代表する画家です。ポスト印象派の画家、近代絵画の父と紹介されることが多い。 筆のタッチを長方形(や正方形)に保ち、キャンバス上で色を混ぜ、じっくりと時間をかけて描かれた作風を特徴とする。色彩による調和によって生まれるフォルムにより、伝統的絵画の手法である遠近法を排除し新しい絵画を描いた。 1860年代、印象派の画家と知られるクロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールに出会い、またウジェーヌ・ドラクロアやギュスターヴ・クールベ、エドゥアール・マネらの影響を受けた。パリ・コミューンの混乱終了後の1870年には、ピサロより印象主義の技法を取得し、1880年には、自身の絵画への探求の違いから印象派の画家たちから距離をとった。1895年、パリで初個展を開催し成功をおさめる。1900年は、最晩年となり故郷:エクス=アン=プロヴァンスの美しいアトリエで自身の絵画への道に邁進した。 本書は、2014年に刊行された書籍になります。 「自然に基いて絵画をえがくことは、対象を写生することではない。自分の感動を現実化することである」とセザンヌの有名な格言にもあるように、近代絵画において新しい絵画の在り方、忠実と現実の違いについて厳格な道を持っていたセザンヌ。1996年にイェール大学より、Pavel Mahotkaによってセザンヌの風景画についての評価研究がなされました。セザンヌが描いた場所・時間を調査し、どのように芸術へとその風景を変換していったのかを探ったのです。この書籍の初版本以降も、さらにその研究では新しい発見が続いています。本書では、実際の風景写真や当時のポストカードなども掲載され、年代順に並んだセザンヌの風景画を存分に御覧いただけるものとなっています。 出版社: Arbor Vitae タイプ: ハードカバー 言語: 英語 ページ数: 224ページ サイズ: 25.1 x 30.5 cm 状態: 新刊 その他: カラー図版154点
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