フェルナンド・ホドラー【Ferdinand Hodler】

フェルナンド・ホドラー(Ferdinand Hodler 1853年 - 1918年)スイス・ベルン出身の芸術家。世紀末芸術の巨匠の一人でもあり、最後までスイスで活躍した孤高の画家。
義父から最初に絵画を学び、その後ドイツ人画家、フェルディナント・ゾンマーに弟子入りする、19歳でジュネーブに移り、看板職人や観光客に絵画を売り生計を立てた。1871年から5年間は、画家バルテルミ・メンの師弟となり、コローやバルビゾン派の影響を受ける。ジュネーブの美術学校にて基礎を学び、スペインで風景画や人物画を描き明るい色彩と力強い画風を身につける。
代表作「夜」(1889)が、パリのサロンで注目され、象徴主義の画家として脚光を浴びる。フランス芸術家協会の会員となり、1892年には、ゴーギャン、モロー、ナビ派なが集う「薔薇十字サロン」にも出品。
苦難に満ちた人生を送ったホドラーの作品には、「死」や「夜」をテーマとしたものが多くある。その一方で女性や肖像画、スイスの風景画など写実的な作品も多数制作した。

本書は、2013年1月27日から5月26日まで、スイス・バーゼルのFoundation Beyelerで開催された展覧会を機に刊行されました。
ホドラーは、晩年、絵画において大きな進歩を遂げ、彼の最も重要で感動的な傑作をいくつか生み出しました。連作やヴァリエーションで作品を制作し、スイスの山々や湖の美しさ、女性の魅力、自己について、死との対峙など、人生の大きなテーマに幾つかの新しい自由な形を与えました。
本書では、1913年から1918年までのホドラーの晩年の作品を後半に取り上げ、概観した初めての書籍です。自画像、恋人ヴァレンティン・ゴデ=ダレルの苦しみ年を扱った感動的な一連の絵画、そして一日や一年といった様々な時間にクローズアップや遠景で描かれたスイスアルプスの山々やレマン湖の美しいパノラマの作品を掲載しています。特にハイライトとして、記念碑的な壁画「View to Infinity」も収録されています。

※"ダストカバーに軽い傷多数、角あたり、小口に汚れ、内部の縁部分が軽く変色”
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出版社:  Hatje Cantz
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  31.5 x 28 cm
ページ数: 240ページ
状態:   新古品
その他:  カラー図版190点
刊行年:  2013年
ISBN:   9783775733793

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