マン・レイ(Man Ray 1890 - 1976年)アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア出身。画家、彫刻家、写真家です。マルセル・デュシャンとともにニューヨーク・ダダを引率した一人であり、ダダイスムとシュルレアリスムに傾倒したアーティストです。
1890年にユダヤ系の家庭に生まれ、高校卒業後は働きながら画家として活動。1910年代になると、ニューヨークにてパリから来たマルセル・デュシャンやフランシス・ピカビアらと共にニューヨーク・ダダの活動を引率します。1915年には、風景画を中心とした個展を開催。1921年、パリに渡りパリのダダイストたちと交流を深め同時に本格的に写真に傾倒、職業的な写真家として成功し、ファンション誌などに作品が掲載され始めます。ブラッサイらと「ファッション写真」というジャンルを築きあげた最初の写真家となります。
その後、シュルレアリスム運動が活発になると、シュリレアリスト的作品を手がけ始め、1925年の第1回シュルレアリスム展に出展しています。その他、ダダ的な実験映像も制作しています。
本書は、労働者としてのスタートから彼のアートの進化を、貴重な図版の数々で紹介する一冊となります。
テーマと年毎の年表によって、マン・レイの多彩なキャリアが詳細にまとまられており、研究目的にも参照いただける書籍となっています。
出版社: Yale University Press
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 240ページ
サイズ: 28.7 x 21.8 cm
状態: 新刊
その他: カラー図版192点
モノクロ図版54点