アンゼルム・キーファー【Bücher 1969-1990】

アンゼルム・キーファー(Anselm Kiefer 1945年 - )ドイツ出身、同国の新表現主義を代表する現代アーティストであり、世界的にも注目されている芸術家の一人。デュッセルドルフ芸術アカデミーにて、ボイスに師事し、日用品を用いた手法に影響を受ける。その後、1970年中頃から1980年に起こった現代絵画の動向である『ニュー・ペインティング』の画家として脚光を浴びる。
彼の作品は、古代ギリシア・ローマの歴史からインゲボルグ・バッハマンやパウル・ツェランの詩、新約聖書から神話までを隠喩し、再構築される。このような歴史的なテーマと、厚く盛り上げひび割れた絵具、乾燥した植物や鉛・針金などを素材として使用することが、キーファーの作品の特徴として挙げられ、絵画、彫刻、インスタレーションなど多様な形態を取る壮大なスケールの作品は、世界中で影響力と評価を得ている。

本書は、1990年から91年にかけて、ドイツのチュービンゲン、ミュンヘン、スイスのチューリッヒの美術館で行われた、キーファーの書籍をテーマとした作品の巡回展に合わせて刊行された書籍となります。
1969年、20代半ばのキーファーが製作した、紙と写真の断片による本から、1970年代の風景写真や木版、80年前後の写真へのペイント、そして80年代後半から製作された鉛を用いた本の作品の数々を、細部の拡大写真と共に紹介。出品作品リスト、バイオグラフィー、出版物や批評、インタビューのビブリオグラフィー、過去の展覧会リストが収録されています。

重厚・緻密に作られた独創的で美しいキーファーの本がまとめられた本書は、アートの分野だけでなく、デザイナーや書籍好きの方へもおすすめの一冊となっています。

※中身の状態は良好ですが、表紙に多少の折れ目、擦れ跡等がございます。出版より年月の経つ希少な書籍の為、ご理解のほどお願い致します。


出版社:  Edition Cantz
タイプ:  ペーパーバック
言語:   ドイツ語
ページ数: 379ページ
サイズ:  33.5 x 25.3 cm
状態:   古書 並品

販売価格

9,300円(内税)

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