ジョーン・ジョナス【Joan Jonas】

ジョーン・ジョナス(Joan Jonas, 1936 - )ビデオとパフォーマンスアートの分野の先駆者として知られるアメリカのアーティスト。
大学で美術史と彫刻を学びながら、リチャード・セラ、ジョン・ケージ、フィリップ・グラス、マース・カニンガムなど1960年代のニューヨークのアートシーンに触れ、振付家のトリシャ・ブラウンに学んでいます。始めは彫刻家として活動し、1968年からはプロセスとしてのアートの考えを取り入れ、パフォーマンス作品へと移行します。1970年代初頭からはカメラやビデオモニターを使用し、女性のイメージによる象徴的で神秘的な作品を制作。長期間日本にも滞在し、能など日本の伝統芸能に触れ、大きな影響を受けています。近年には、文学的、歴史的なテキストを使用した、パフォーマンスとデジタルメディア、マルチチャンネルのビデオインスタレーションの新たな関係性を模索する作品を手がけています。2018年京都賞受賞。

本書は、ロンドンのテート・モダンを始め、ミュンヘン、ポルトにて行われたジョナスの巡回展に合わせて刊行された書籍になります。ジョナスの活動を包括的に紹介する内容となっており、新作を含む、1968年から2017年までの展示作品紹介に加え、詩人のSusan Howe、映画監督のBabette Mangolte、ジャズピアニストのJason Moran、キュレーターのHans Ulrich Obristなど総勢10名による、文学、音楽、能楽、外国文化の儀式などからの影響を紐解くテキストや会話、インタビューを収録。
2015年にベネツィア・ビエンナーレのアメリカ代表として、近年ヨーロッパを始め、世界中で再注目されているジョナスをより深く理解するための豊富な資料が収められた一冊となっています。


出版社:  Hirmer
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ数: 288ページ
サイズ:  20.5 x 15.5 cm
状態:   新刊
図版:   カラー60点

販売価格

4,800円(内税)

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