マグダレーナ・アバカノヴィッチ【Human Nature】
マグダレーナ・アバカノヴィッチ(Magdalena Abakanowicz 1930年 - 2017年)ポーランド・ファレンティ出身の芸術家。1960年代初頭に繊維を使用した彫刻で知られるようになる。1970年代には人体をモチーフとしたシリーズを制作し世界的に知られるようになる。自身の記憶や体験をもとに、人間の存在や社会的時事を深く考察する。また、装飾的な伝統工芸であった従来の織りを新たな芸術表現に用いた。 1949年にAcademy of Fine Arts in Sopotにて絵画を、その後1950年から1954年にワルシャワのAcademy of Fine Artsにて学ぶ。そこでは、社会主義リアリズムの芸術が容認されており、保守的なものであった。アカデミーでは、テキスタイルについても学ぶ。1960年に初個展を開催、絵画作品だけでなくテキストタイルを用いた作品を出展する。1962年、スイス・ローザンヌで開催されたタペストリー・ビエンナーレに参加。1965年には、サンパウロ・ビエンナーレにて賞を受賞。初期作品「アバカン」や90年代制作の「アニマルヘッド」などはここ日本でも展示されている。 本書は、東西間の地政学的な変動、ローマクラブ(1972年)や気候科学者の予測が世界的に現実となりつつあり、脅威にさらされている現代において、このポーランドの芸術家マグダレーナ・アバカノヴィッチの意義について、豊かな知的洞察をまとめています。 アバカノヴィッチは、人間と自然の関係性、そして集団と個人の力の対立を探求した象徴的なインスタレーション作品や彫刻作品で知られています。彼女の作品の力は、まるで過去の予言のように、今日の私たちを魅了するほどリアルです。 書籍では、彼女の自然と人間の在り方に関するビジョンを独自の方法で探求しています。7人の芸術家や/共同制作者が、歴史家、哲学者、その他の思想家と対話をし、それを通して深い個人的な視点から彼らの芸術について考察するという手法です。 この「対位法」は、ポストヒューマニズム時代における人間の在り方、集団的アイデンティティ、トラウマ、気候変動、終わりのない地球破壊などについて議論を起こします。このアプローチは、現代を生きるま私たち自身も、世界において自身の立ち位置を再考するためのレンズとなることを提案しています。 出版社: Hatje Cantz タイプ: ペーパーバック 言語: 英語 サイズ: 24 x 17 cm ページ数: 180ページ 状態: 新刊 刊行年: 2025年 ISBN: 9783775761468
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