ヘレン・シャルフベック【Seeing Silence: The Paintings of Helene Schjerfbeck】
ヘレン・シャルフベック(Helene Schjerfbeck 1862年-1946年)フィンランド・ヘルシンキ出身の芸術家。写実主義の作品や自画像、そして風景画、静物画で知られる。19世紀から20世紀初頭に活動したフィンランドを代表する女性画家の一人。初期は、伝統的で写実的な主題で描いているが、簡素な作風へと移行する。1900年代初頭には、母親や近隣住民をモデルに抽象的に描く、形や色彩を削ぎ落とし大胆で新しい表現方法を生み出す。 1873年にフィンランド美術協会のデッサン学校に入学。私立アカデミーに通い、援助を得ながらフランスの油彩技法を学ぶ。1880年後半、ロシア帝国元老院より助成を受けパリにて学ぶ。1888年、代表作の一つ「快復期」を制作。1889年、パリ万国博覧会にて銅メダルを受賞。この時期は、自然主義的な戸外制作のスタイルで制作していた。1890年代にはフィンランドで教鞭を執る。静物画や風景画に加え、肖像画や自画像の制作を行う。1905年以降、作品は、様々な下地を用いるなど多くの技法を試み独自の個性を帯びるようになる。1913年以降に多くの展覧会を開催。書籍を出版するなど成功を収めた。 本書は、2025年11月5日から2026年4月5日にアメリカ・ニューヨークのThe Metropolitan Museum of Artにて開催の展覧会を機に刊行されました。 スカンジナビアの芸術家ヘレン・シャルフベック。卓越したモダニストとして際立つ絵画とデッサンを通して、その画期的な作品を紹介します。フィンランド美術協会での勉学と初期の輝かしい成功、パリとセント・アイビスでの研鑽、そして最終的なフィンランドへの帰還まで、60年にわたる彼女のキャリアの重要な節目をまとめます。 シャルフベック、フィンランドで比較的に孤立した生活を送る中で、彼女は肖像画や静物画を抽象に近いまで削ぎ落とし、同時にキャンバスにさらに複雑さをもたらしました。 彼女は、フィンランドやスウェーデンでは長年にわたり高く評価されてきましたが、世界的にはあまり知られていませんでした。本書は、彼女の独特な制作プロセスへの新たな洞察を提供し、晩年に描いた、20世紀で最も類い稀な自己探求の作品と一つである自画像シリーズについて論じています。 出版社: Metropolitan Museum of Art タイプ: ハードカバー 言語: 英語 サイズ: 26.6 x 21.5 cm 状態: 新品 ページ数: 188ページ その他: カラー図版110点 刊行年: 2025年 ISBN: 9781588398079
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