ヒルマ・アフ・クリント【What Stands Behind the Flowers】
ヒルマ・アフ・クリント(Hilma af Klint 1862年 - 1944年)スウェーデン・ソルナ出身。最初期の抽象絵画の一つを描いたとされる女性画家。「de Fem(5人)」のグループで活動し、オートマティスムによる実験的な描画を1800年代後半より行う。神秘主義にも魅了され、女性のみのグループにて精神世界との交流を行なった。ダイアグラムのような絵画は、複雑な精神的な考えを視覚的に表現したものである。芸術と精神に同時に魅了され、現代美術史上最も驚くべき作品を生み出した芸術家でもある。ストックホルムのTekniska SkolanとThe Royal Academy of Fine Artsで学び、1882年から1887年には、特にドローイング、肖像画、風景画を専攻。1908年にルドルフ・シュタイナーに出会い、芸術に関するシュタイナーの理論に傾倒する。カンディンスキーより以前に抽象絵画を制作した芸術家である。 本書は、2025年5月11日から9月27日にアメリカ・ニューヨークのThe Museum of Modern Artにて開催の展覧会を機に刊行されました。 1919年から1920年の春から夏にかけて、アフ・クリントは、森や野原に出かけ、そこで出会った花々を描き、自然を深く観察するという時期を過ごしました。その成果である46枚の作品が、近年MoMAに収蔵された「Natures Studies」というポートフォリオを構成しています。 鉛筆と宝石のような色彩の水彩画で、アフ・クリントは精巧に描かれた花々と謎めいた図形を対比させています。咲き誇る向日葵は、重なり合う円と共鳴し、スズランは色鮮やかな市松模様との繋がりを持ちます。 エゾノチチコグサは、一対の鏡面仕上げの螺旋を背景に配置されています。 具象と抽象という表現様式は、自然を綿密に観察することで、「花の背後に何があるのか」、つまり人間の言葉では言い表せない側面が明らかになるという、芸術家の信念を体現しています。この稀有なポートフォリオの初公開に合わせて刊行された本書は、作品だけでなく、文脈を解説する作品や、未発表の作品の翻訳も収録しています。キュレーターJodi Hauptmanの概説的エッセイでは、アフ・クリントのポートフォリオとその制作過程を探ります。Ewa Lajer-Burcharth、Laura Neufeld、Lena Struweらによりエッセイでは、これらの作品の背後にあるイメージ、マテリアリティ、そして植物学について論じています。 出版社: The Museum of Modern Art, New York タイプ: ハードカバー 言語: 英語 サイズ: 27.4 x 24 cm 状態: 新品 ページ数: 272ページ その他: 図版160点 刊行年: 2025年 ISBN: 9781633451681
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