パブロ・ピカソ【Picasso Sculpture】
パブロ・ピカソ(Pablo Picasso 1881年−1973年)スペイン・マラガ出身。20世紀を代表する芸術家の一人。フランスにて活動し、20世紀の初めに現代美術の大きな一つの流れであるキュビズムをジョルジュ・ブラックと共に創始。生涯で数多くの作品を残し、それらは油絵や素描のみにとどまらず、彫刻、陶器、挿絵、版画にまで及ぶ。作風は、常に変化し『青の時代』『バラ色の時代』『キュビズム時代』『新古典主義の時代』『シュルレアリスム時代』と分類される。代表作には、キュビズムの幕開けとなった作品『アヴィニョンの娘たち』や、現在はスペイン・マドリッドのソフィア王立美術館にある『ゲルニカ』などが挙げられる。 本書は、2015年9月14日から2016年7月6日まで、アメリカ・ニューヨークのニューヨーク近代美術館(MOMA)にて開催された展覧会時に同時刊行された書籍になります。1967年に開催された大規模な回顧展以来、ピカソの彫刻に関する調査をまとめた書籍は初めての出版となります。ピカソの長いキャリアの中で、彫刻の制作は伝統的な技術と型破りな技術の両方を使いながら、気まぐれに行われていました。教養を経て勉学を重ねた上での絵画制作とはちがい、彫刻制作は個人的な実験的な部分を多く含んでいます。長い間、この彫刻作品はピカソのプライベートなコレクションのように保管されており、一般に公開されるようになったのは1960年代とピカソのキャリアの中でも後期に位置づけられます。そのような経緯のある1902年から1973年に制作された彫刻作品が150点以上、408点の図版にて掲載され、また彫刻制作時期に焦点を当てたドキュメンタリー年表も収録されています。参考文献リストも加えられ、アートライブラリーにもおすすめな重要な1冊です。 出版社: MOMA タイプ: ハードカバー 言語: 英語 ページ数: 320ページ サイズ: 31.5 x 24.7 cm 状態: 新刊 その他: 図版408点
8,300円(内税)
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