カレル・マルテンス(Karel Martens 1939年 - ) オランダのモオク・エン・ミッデラール出身のフリーランス・グラフィックデザイナー。マルテンスの多くの仕事は、ポスター、版画、編集と滝に渡ルガ、全てタイポグラフィに重点を置いています。常に言語、数字、色に魅了され、これら全ての興味をデザインに組み込む方法を見つけた。1961年にオランダ・アーネム芸術工芸大学卒業後、フリーのデザイナーとして活動を始める。主なクライアントとして、出版社などを持ち、書籍・印刷物・切手・テレフォンカード(オランダ郵政公社)などのデザインを手掛けた。また、クライアントとの仕事とは別に個人の研究や制作を熱心に行い、色彩効果を特徴とした印刷作品や立体作品などの製作も行っている。1977年より、教育機関でも教鞭を取り、1997年には「ヴェルクプラーツ・ティポグラフィ(WT)」を設立。2013年には東京のギンザグラフィックギャラリーにて展覧会が開催された。
本書は、2017年2月4日から4月2日まで、ドイツ・ミュンヘンのアートギャラリーKunstverein Munchenにて開催の展覧会”Motion”の一環として刊行されたオランダーを代表するデザイナーカレル・マルテンスの書籍です。
書籍は、KunstvereinとRoma Publicationsによる”Companion”シリーズの第7回目のシリーズでもあります。ここには、2000年に撮影された「Not For Sale」というビデオとマルテンス自身のスタジオの写真などの多くの画像が掲載され、後半部分には更に2つのビデオ「Lost & Found」(2004)と「Tol」(2008年)も掲載されています。また、カレル・マルテンスとギャラリーディレクターChris Fitzpatrickによるエッセイも収録されています。
マルテンスのアイデアソースを垣間見るような画像集となっています。300ページ以上もありますが、薄い紙を使用しており、デザイナーのこだわりも感じられる一冊となっています。
出版社: Roma Publications
タイプ: ペーパーバック
言語: 英語
ページ数: 304ページ
サイズ: 29 x 21 cm
状態: 新刊