ロニ・ホーン(Roni Horn, 1955年 - )アメリカ・ニューヨーク出身の芸術家。40年以上にも及ぶキャリアでは、彫刻、ドローイング、写真、インスタレーション作品を制作。
ロードアイランド・スクール・オブ・デザインを卒業後、エール大学の彫刻コースにてMFAを取得、在学中であった70年代半ばより作品を発表。初期は、ミニマリズムの影響を伺わせる彫刻作品を、90年代以降は写真を使用したインスタレーション作品を多く制作している。彫刻作品を通じて芸術とアイデンティティの可能性を探求し、更に写真やドローイング、書籍などへと展開していく制作により、様々な表現が一つのシリーズ作品へと変貌していく。また、約30年の間に幾度となくアイスランドを訪れており、ホーンにとって特別な場所である。
本書は、2016年10月2日から2017年1月1日までスイス・バーゼルのFoundation Beyelerにて開催された展覧会を機に刊行されました。
ロニ・ホーンは、1970年代後半より、ドローイング、写真、テキスト、アーティストブック、彫刻など様々なメディアの作品を制作してきました。そこで、ホーンが繰り返し扱ってきたテーマがいくつかあります。その中で、最も重要なのは個人のアイデンティティの変換と増幅への問いと物事の性質とそれらを視覚的に表現する際の芸術的な手段の使用のプロセスです。
ここでは2016年まで制作された過去20年間のドローイング、写真、テキスト、アーティストブック、彫刻など代表作を掲載しています。あらゆる種類の固定さいれたアイデンティティを超えて、世界によって再び動き出したプロセスを垣間見る作品。
出版社: Hatje Cantz
タイプ: ペーパーバック
言語: 英語
ページ数: 30ページ
サイズ: 29 x 22.5 cm
状態: 新品
その他: 図版25点
刊行年: 2017年
ISBN: 9783775742511