バウハウスの創立者であるヴァルター・グロピウスは、「Architects, sculptors, painters, we all must return to the crafts!」と宣言しました。バウハウスは、1919年に美術学校として設立され、1933年にナチスによって閉鎖を余儀なくされたこの伝説の学校であり、20世紀の美術とデザインに今日に至るまで大きな影響を与えています。パウル・クレー、ライオネル・ファインニンガー、ワシリー・カンディスキーなど著名な教諭陣に生徒たちは学ぶことができました。1922年にはハンネス・マイヤーの指揮の下、ワイマールからデッサウに拠点を移し、1932年にはルードヴィッヒ・ミース・ファンデル・ローエの指揮の下ベルリンへに移っています。そして、1933年、ゲシュタポはバウハウスを閉鎖しました。
本書は、バウハウスで行われたデザインの概念の拡張についての包括的な概要が、450ページ・400点以上の図版資料によってまとめられた一冊。
「Radical Cange」「Bauhaus Production」「Space and Man」「Program and Propaganda」の章に分けられ、以前には出版されたことのない、デザイン・建築・アート・フィルム・写真についての希少な作品資料と共に、バウハウスの作品やその発展過程だけでなく、その背後にあった社会・政治的なコンセプトについて紹介を行っています。
また、バウハウスのアイデアやプロジェクト・理論と、現在のデジタル革命以降のアーティストやデザイナーの作品など、今日のクリエイションとの関連性や対照を強調した内容となっています。
ジョゼフ・アルバース、マルセル・ブロイヤー、ヴァルター・グロピウス、マリアン・ブラント、ワシリー・カンディンスキー、ミース・ファン・デル・ローエ、ヘルベルト・バイヤーらの作品に加え、Arthur Rüegg、Jan Boelenといった有名作家のエッセイを収録。
出版社: Vitra Design Museum
タイプ: ペーパーバック
言語: 英語
ページ数: 464ページ
サイズ: 25 x 19.2 cm
状態: 新刊
その他: 図版400点