ハンス・ハーケ【Once Upon a Time…】

ハンス・ハーケ(Hans Haacke 1936年 - )ドイツ・ケルン出身のコンセプチュアルアーティストです。現在、アメリカ・ニューヨーク在住。カッセルの美術学校で学んだ後、61年にアメリカに移ります。初期の作品は物理的作用を観察・提示する作品、自然現象を知覚化したものでした。良く知られた作品の一つ”Condensation Cube, 1963-1965”:正立方体のガラスのキューブに水を閉じ込めた作品はこの頃に作られています。その後、政治色の濃い作品を手がけるようになります。このことで、美術館での展示を余儀なく取り止められるなどの圧力なども受けますが、1993年にはナムジュン・パイクと共にヴェネチア・ビエンナーレのドイツ館代表を努め、金獅子賞を獲得しています。

2010年にイタリアのコモにあるサン・フランチェスコ教会にて開催された、ハーケのサイトスペシフィック作品をまとめた書籍になります。コモのアートスクールである、Fondazione Antonio Rattiのサマースクールの客員教授として滞在した際のプロジェクトとして制作されました。
部分的に剥がれ落ちた17世紀のフレスコ画に、イタリアの5つの主要テレビチャンネルを投影した作品が展示されました。これらのテレビ局は、すべてイタリアのメディア王と言われた当時の首相シルヴィオ・ベルルスコーニの支配下にあり、イタリアの現代企業文化と、貧しい人々のために人生を捧げた聖人の物語と重ねた作品となっています。その他にも、教会の建築の特徴を利用した、幅広い白い布がゆらめく作品と、ベルリンの国会議事堂の永久展示されているインスタレーションなどが展示されました。
本書にはこれらの作品の紹介に加えて、サマーズクールでの講義の内容をまとめたテキストが収録さています。


出版社:  Black Dog Publishing
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ数: 109ページ
サイズ:  29.2 x 23 cm
状態:   新刊
その他:  図版120点

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2,200円(内税)

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