ヴォルフ・フォステル(Wolf Vostell, 1932 - 1998)
画家、彫刻家であり、ビデオ・アートとインスタレーション・アートの初期の実践者として、またハプニングとフルクサスの活動への参加で知られる、ドイツのアーティストです。様々なオブジェクトによるコラージュ『Dé-coll / age』や、コンクリートやテレビを組み込んだ作品を制作しています。
1953年からヴッパータールの応用芸術アカデミーでリソグラフを、パリと、デュッセルドルフでアートを学んでいます。1958年にパリで最初のハプニングを行い、その後、フルクサスの活動に合流。1962年にウィーズバーデンで行われた第一回フルクサス現代音楽祭に、ジョージ・マチューナスやナム・ジュン・パイクと共に参加しています。
その後も、ビデオ・アートとインスタレーション、車とコンクリートによる彫刻を欧米各国で発表し、テレビを芸術に統合する活動の先駆者として広く知られるようになります。
1974年にベルリンのノイエ・ナショナルギャラリーで初の回顧展、1992年にはケルンにて大規模な回顧展を開催しています。
本書は、2007年にドイツ・ボンのライン州立博物館で行われた展覧会に合わせて刊行された書籍になります。絵画、Dé-coll / age、彫刻、インスタレーション、パフォーマンスなど、多岐にわたるフォステルの作品を、総勢20名以上の著者による寄稿と共に紹介する内容となっています。
巻末には、展覧会リスト、アーティストの略歴を収録。
出版社: Landschaftsverband Rheinland
タイプ: ペーパーバック
言語: ドイツ語、英語
ページ数: 164ページ
サイズ: 30 x 23.5 cm
状態: 新古品